くらし 市長コラム

◆八王子市長 初宿(しやけ)和夫
今月1日は「防災の日」です。先月の豪雨では、九州地方をはじめ全国各地で被害が発生しました。お亡くなりになられた方々に哀悼の意を表します。また、被害に遭われた方々にお見舞いを申し上げるとともに、元の暮らしが一日も早く取り戻せますよう願っております。
私は、先月8日から10日まで長崎市を会場に開催された「第11回平和首長会議被爆80周年記念総会」に出席しました。その際、線状降水帯による豪雨の影響を受け、災害への備えの必要性を再認識しました。
世界166の国と地域から集まった8千509の都市の代表による平和首長会議では、「持続可能な世界に向けた平和的な変革のためのビジョン」を活動指針に定め、三つの目標を掲げた様々な取組を推進しています。目標の一つである「安全で活力のある都市の実現」では、分科会「保健医療、パンデミック」の場で八王子市の地域医療連携とともに、八王子空襲と原爆資料の展示、学校における平和授業の取組に加え、東京多摩地域平和ネットワークの活動事例を発表しました。
さらに、平和首長会議の目標の一つである「平和文化の振興」では、「多様性・ジェンダー」の分科会に出席し、加盟都市との意見交換などを行いました。平和首長会議の最終日には「長崎を最後の被爆地に。」などとする「ナガサキアピール」を採択しました。