くらし 【特集】日本一の豆腐は青梅から とうふ工房ゆう 2

ー豆腐のおすすめの食べ方はありますか?
厳選された大豆を使った豆腐。まずはそのまま食べてみてほしいです。
冷ややっこももちろんおいしいですが、生ぬるいくらいの温度帯にしたほうが実はおいしいんですよ。
よせ豆腐も、冷たいときに食べるのとレンジで1分くらい温めて食べるのとでは味が全く違います。
豆腐は冷やして食べるものという認識がありますよね。でも、豆腐のできたての温度は50度から60度くらいなので、その温度まで戻してあげると出来立ての味に近くなります。
味噌汁に入れるにしても、最初からぐつぐつ煮込んでしまうと、出来立ての温度を超えてしまって崩れてしまうし、別のものになってしまいます。
なので、まずお椀に4等分に盛ります。
そこにアツアツの味噌汁を入れて少し置くんです。
そうすると、冷たいお豆腐がすこしぬるくなるので、それをスプーンなどですくって食べると、出来立ての豆腐に近い甘いものを食べられます。
もし何かを付けるとしたら、しょうゆではなくて塩がおすすめです。
他には、デザートとして食べることもできるので、意外と黒蜜も合いますよ。

ー青梅市は、大久保さんにとってどのような町ですか?
仲良くなると、とても面倒見のいい人が多いですね。頑張っているのを見てくれたりとか、応援してくれる人が多いです。
お盆で家族が戻ってくるときや親戚の家に行く際のお土産で、うちの地元の豆腐、おいしい豆腐として持って行ってくれる方が多くてうれしく思ってます。
他にも、講師を頼まれた際や取引先に行く用事で都心に出て、青梅に帰ってきた時は、やっぱり空気がいいので落ち着きます。帰ってきたな、という感じです。

ー青梅市民へ向けたメッセージをお願いします!
ふだんからお世話になっているので、近くに原材料からこだわったおいしい豆腐屋さんがあるんだよってことを、知ってもらいたいです。
また、それが青梅にあるんだよってことを市外の人に話してもらえたらとてもうれしいです。
実は、お店のロゴマークにも、「青梅裏宿」の文字があるんですよ。他にも小さいこだわりがあるので、探してみてください。

ー最後に、これからに向けた次の目標などはありますか?
毎日の豆腐作りが目標ですね。
今はパック詰めまで全部自分がやっているので、規模を大きくしてしまうと、自分で造ることができなくなってしまう。そうすると、クオリティがやはり下がってしまうので…量は増やせますが、そのバランスがとても難しいところです。
この規模で、できる限りのことをやって、お豆腐を丁寧に造ってお客さんに提供するということを毎日続けていきたいです。

■とうふ工房 ゆう
場所:青梅市裏宿町570-7
問い合わせ:【電話】84-2470