- 発行日 :
- 自治体名 : 東京都東村山市
- 広報紙名 : 市報ひがしむらやま 令和7年(2025年)6月15日号
■子ども・子育て分野(1)
○保育料の第一子無償化、子どもの医療費の一部負担金の撤廃等
東京都の補助制度拡充により、令和7年9月から課税世帯の第一子(0~2歳)の保育料が無償化されることを受け、市でもこれを実施するため、関連する条例案を提出しました。これにより、市が従来負担していた保育料の一部支援が不要となり、一般財源の負担が軽くなる見込みです。生まれた財源については、「子育てするなら東村山推進基金」への積立を行い、子どもの医療費の一部負担の撤廃等、子育て支援の充実に活用し、こども計画および子育て施策の更なる推進に取り組んでいきます。
○保育所等の待機児童の状況
4月1日現在の待機児童数は7人で、昨年度より11人減少しました。保育需要が増加傾向にあるなか、小規模保育施設や認証保育所の整備、緊急1歳児受入事業の継続等が成果を上げた結果と捉えています。
今後も令和8年4月に開所予定の認可保育所の整備を進めながら、保育需要の変化等も注視し、待機児童対策を推進していきます。
■子ども・子育て分野(2)
○萩山公園整備事業の進捗状況
4月24日、萩山公園北側エリアの一部を供用開始しました。さらに、27日には市内初の取り組みとして、民間事業者による飲食や物販、各種教室等のサービスを来園者に提供するPark-PFI施設「はぎま」が開設され、市民の皆さんからも好評をいただいています。地域の新たな交流の場・にぎわいの創出・防災の拠点として生まれ変わるべく、引き続きフルオープンに向け、安全を確保しつつ早期の完成を目指します。
○朝の子どもの居場所づくり事業
近年、「小1の壁」問題や、学校正門前で児童が待機するなどの事案が発生している状況等から、都内では朝の児童の居場所づくりを実施している小学校もあります。
このような状況のなか、東京都より朝の子どもの居場所づくりへの支援策が示されたことを受け、市では市内全小学校に実態調査を行いました。正門前で待機している児童が一定数いる学校を選定し、まずは試行的に1校の小学校において午前7時30分~8時30分の間、都の補助金を活用し、児童の見守りを実施したく議案として提出する予定です。
○学校給食施策の進捗状況
中学校全員給食を令和8年度2学期から実施する方向で、給食調理場の整備を順調に進めています。6月より、青葉町にて本格的に工事が着工される予定であり、近隣住民の皆さんにはご迷惑をおかけしますが、ご理解のほどお願いします。
また、学校給食への関心を深めるため、給食調理場へ親しみを感じられる愛称を市内中学校の生徒の皆さんから募集したいと考えています。
令和8年度から開始予定の大岱小学校と青葉小学校の親子方式給食に向けて、大岱小学校の給食調理室の改修工事を行います。工期は7月末~12月末を予定し、4月から順次、児童や保護者、近隣の皆さんに向けた説明会を開催しました。
保護者や近隣の皆さんからは、騒音や臭い、工事車両の出入りに加え、工事期間中は弁当給食になることによるアレルギー対応への不安も寄せられました。市では、騒音対策を講じるとともに、調理業者と協力し、可能な限りこれまでと同様のアレルギー対応ができるよう努めていきます。青葉小学校にも引き続き市の栄養士を配置し、食育指導やアレルギー対応等を継続します。
初めての親子方式給食の導入になることから、「れんらくアプリ」やWEBマガジンを通じて丁寧な情報発信を続け、市民の皆さんと共に安全・安心で美味しい給食づくりを進めていきます。
■社会教育・生涯学習分野
○中央公民館ホールの音響・照明設備改修
中央公民館ホールの音響・照明設備は、開館以来定期的にメンテナンスを行ってきましたが、長年の使用で深刻な老朽化が判明しました。ホールが使用できなくなることは多くの方々にご迷惑をおかけすることとなるため、補正予算に改修費用を盛り込みます。部材の調達に時間を要するため、可決後は速やかに契約を進め、令和8年度上半期に改修を実施予定です。工事期間中はホール利用を中止する必要があるため、市民の皆さんには丁寧にご説明し、対応していきます。
○白州山の家
多くのかたに親しまれた本施設ですが、利用者の減少や猛暑、施設の老朽化、維持費増加の見込み等を踏まえ、令和8年度を目途に事業を終了し、北杜市へ土地を返還する方針です。本年度は使用を継続しつつ、土地の返還に向け、北杜市と調整を進めます。また、利用者の皆さんへの感謝の意を込めた企画が可能か検討していきます。
■さいごに
○東村山しあわせ大使
しあわせ大使は、市の魅力を広く発信し、「人と人とのふれあいと交流を大切にすることにより、優しさと思いやりのあるしあわせなまち」を目指して平成21年に設置されました。これまで4期16年にわたり、竹下景子氏が大使を務め、市の行事にも多く参加されています。このたび竹下氏に5期目を打診したところ快諾いただき、引き続き就任いただくことになりました。ご多忙にもかかわらず、快くお引き受けくださった竹下景子氏に御礼を申し上げるとともに、引き続き「優しさと思いやりのあるしあわせなまち」東村山の魅力のPRをお願いしていきたいと考えています。
問合せ:企画政策課