健康 [健康・福祉]今年の夏も暑い!! 熱中症を予防しましょう

◆熱中症とは
人の体温には、体の中心の機能を守るために一定に保たれる「深部体温」があります。健康な状態では、37℃前後に保たれています。「熱中症」は、「深部体温」が上昇することで生じる、さまざまな症状の総称です。
熱中症で救急搬送された方の約6割が65歳以上で、発生場所は屋内が4割、道路上が2割でした(参考:総務省消防庁HP「令和6年(5月〜9月)の熱中症による救急搬送状況」)。
体が暑さに順応(暑熱順化)していないと、熱中症の危険性が高まります。個人差もありますが、暑熱順化は数日から2週間程度かかるため、暑くなる前から、体を守る工夫をしましょう。

◆熱中症から体を守るために市内の熱中症予防一時避難所をご利用ください
店舗や公共施設など
市内各商店会にご協力いただき、下記の期間、猛暑時の熱中症予防一時避難所を設けます。日中暑い時に、ステッカーやポスター、のぼり旗の表示がある店舗や市内公共施設などで涼み、体力の消耗を防ぎましょう。皆さんでゆずりあいながら、ご利用ください。
期間:7月1日(火)~9月30日(火)

問合せ:高齢者支援課高齢者支援係

◆熱中症予防のポイント

◇ポイント(1)水分補給は1日8杯以上
高齢者は若い人に比べて喉の渇きを感じにくく、体温調整機能が低下しているため、熱中症になりやすいので注意が必要です。
水分補給の目安:
大人は1日8杯以上(1杯150ml)
子どもは体重1kgにつき100-150ml
喉が渇く前に水やお茶を飲む。

◇ポイント(2)身体を冷やす(プレクーリングなど)
プレクーリングとは、活動前にあらかじめ体温を低下させて、熱中症のリスクを下げる対策のことです。体の表面を冷やす方法や、冷水やアイススラリー(微細な氷が液状に分散したシャーベット状の飲料)※を摂取し、体の内部から冷やす方法があります。
※国立スポーツ科学センター参照
・手のひらを冷やす。
・冷却グッズを身につける。
・飲み物を持ち歩く。
・休憩をこまめに、日陰で涼む。

◇ポイント(3)周辺環境や体調を整える
室内の温度や湿度をこまめに確認し、適切に管理しましょう。外出時は「暑さ指数(WBGT)」を参考に、暑い日や時間帯を避けて無理のない範囲で活動しましょう。
屋内では:
・エアコンや扇風機を上手に使い、室内を涼しくする。
・部屋の温度を測る。
・部屋の風通しを良くする。
屋外では:
・日傘や帽子、通気性のよい衣服を着用する。
・涼しい場所・施設を利用する。
体調面では:
・バランスの良い食事をとる。
・湯船に入浴し、汗をかく。
・睡眠をしっかりとる。

◆熱中症警戒アラート、熱中症特別警戒アラートを確認しましょう
暑さ指数(WBGT)は、気温・湿度・輻射(ふくしゃ)熱を取り入れた温度の指標です。暑さ指数に応じて、アラートが発表されます。熱中症警戒アラートが発表された日は、熱中症にかかる可能性が極めて高くなります。いつも以上に積極的に、熱中症予防に努めましょう。

◇熱中症警戒アラート等・暑さ指数の情報配信サービスを活用しましょう
環境省HP「熱中症予防情報サイト」から、配信サービスの設定ができます。熱中症警戒アラート等と、暑さ指数の情報を、環境省のLINE(ライン)、または「すぐメールプラス」(バイザー(株)運営)より受信できます。また、熱中症患者数予測と熱中症情報は、日本気象協会推進HP「熱中症ゼロへ」から確認できます。
・環境省HP。
・環境省LINE。
・日本気象協会推進HP「熱中症ゼロへ」。
※各二次元コードは本紙をご覧ください。
※情報取得にかかる通信料は、利用者負担です。

日常生活の指針

日本生気象学会「日常生活における熱中症予防指針Ver.4」(2022)より改編※
※日本生気象学会の承諾を得て、出典元の「WBGT」を「暑さ指数(WBGT)」とし、値を気温(単位は℃)と区別しやすいように、単位のない指数として表記しています。

問合せ:保健センター
【電話】572-6111