くらし 12月3日~9日は「障がい者週間」です

障がい者週間とは国民の間に広く障がい者福祉についての関心と理解を深めるために「障害者基本法」に基づき設けられているものです。

■さまざまな種類の障がい
生まれつき障がいのある人もいれば、病気や事故などにより障がいが生じる人もいます。障がいは多種多様で、同じ障がいでも状態は一人ひとり異なり、外見からは分からない障がいもあります。ここでは代表的な障がいについてご紹介します。

▽身体障がいのある方
身体機能の障がいで、原因によって体のどこに症状が出るかが変わります。視覚障がい、聴覚・平衡機能障がい、音声・言語・そしゃく機能障がい、肢体不自由、内部障がいの種類があり、障がいの種類によって様々な症状があります。

(1)視覚障がいのある方
全く見えない方と見えづらい方とがいます。見えづらい方のなかには、細部がよくわからない、光がまぶしい、暗いところで見えにくい、見える範囲が狭いなどの方がいます。また、特定の色が分かりにくい方もいます。

(2)聴覚・言語障がいのある方
全く聞こえない方と聞こえにくい方とがいます。さらに、言語障がいを伴う方とほとんど伴わない方とがいます。また、言語障がいのある方は、その原因によって聴覚障がいを伴う場合があります。

(3)肢体不自由のある方
上肢や下肢に切断や機能障がいのある方、立ったり座ったりする姿勢保持が困難な方、脳性マヒの方などがいます。これらの方のなかには、立ったり歩行することが困難な方、書類の記入など細かい作業が困難な方、身体にマヒがある方、自分の意思とは関係なく身体が動く不随運動を伴う方などがいます。移動については、杖や義足、車いすなどを使用される方がいます。

(4)内部障がいのある方
内部機能の障がいであり、心臓、じん臓、呼吸器、肝臓、膀胱・直腸、小腸、HIV免疫機能障がいの6種類があります。

▽知的障がいのある方
発達期において脳に何らかの障がいが生じたため、知的な遅れと社会生活へ適応のしにくさがあります。重度の障がいのために同伴者と行動される方もいますが、障がいが軽度の場合には会社で働いている方も大勢います。

▽精神障がいのある方
統合失調症、そううつ病、うつ病、てんかん、アルコール中毒などの様々な精神疾患によって日常生活や社会生活のしづらさがあります。適切な治療・服薬と周囲の配慮があれば症状をコントロールできるため、大半の方は地域で安定した生活を送られています。

▽発達障がいのある方
広汎性発達障がい(自閉症、アスペルガー症候群など)、学習障がい、注意欠陥・多動性障がいなど、脳機能の障がいであって、通常は低年齢期において症状が発現するものです。自閉症には、知的障がいを伴う場合と伴わない場合(高機能自閉症)とがあります。

※それぞれの障がいの主な特徴やコミュニケーションにおける配慮について、詳しくは町ホームページのお知らせをご覧ください。

問い合わせ:福祉健康課障がい福祉係
【電話】2-5570