健康 認知症とともに、自分らしく暮らし続けるために 認知症コラムNo.22

認知症は誰にでも発症する可能性のある病気です。認知症について正しく理解し、地域ぐるみであたたかく見守り、認知症の方やその家族を支えましょう。

■認知症とは?
認知症とは、いろいろな原因によって脳の細胞が変化し、記憶や判断力など、認知機能の低下が続き、生活する面で障害が出ている状態のことをいいます。

▽どのような症状がでてくるの?
(1)もの忘れがひどい
・しまい忘れ置き忘れが増え、いつも探し物をしている
・財布や通帳、衣類などを盗まれたと人を疑う

(2)判断・理解力が衰える
・料理、片付け、計算、運転などのミスが多くなった
・テレビ番組の内容が理解できなくなった

(3)時間や場所がわからない
・約束の日時や場所を間違えるようになった
・慣れた道でも迷うことがある

(4)人柄が変わる
・些細なことで怒りっぽくなった
・周りへの気遣いがなくなり頑固になった

(5)不安感が強い
・ひとりになると怖がったり寂しがったりする

(6)意欲がなくなる
・ふさぎ込んで何をするのもおっくうがり、いやがる

■認知症かな?と思ったら
認知症の早期診断、早期治療につなげるために、自分自身に限らず、家族や友人など周りの人の「もしかして認知症では」と思われる症状に気が付いたら、一人で悩まずにかかりつけ医や地域包括支援センターなどに相談しましょう。上記のような症状でも、認知症ではない別の病気の可能性もあり、早期発見にもつながります。

問い合わせ:福祉健康課高齢福祉係
【電話】2-5570