- 発行日 :
- 自治体名 : 神奈川県
- 広報紙名 : 県のたより 令和7年7月号
「パラスポーツ」は障がい者のためだけのスポーツではなく、誰でも親しむことができるスポーツです。
そんなパラスポーツの魅力と活躍する選手たちを紹介します。
■視界0(ゼロ)、静寂の熱戦
鈴の入ったボールを転がすように投げ合って、味方ゴールを守りながら、相手ゴールにボールを入れて得点を競います。視覚に障がいのある人だけでなく、誰もが参加できます。
・1チーム最大6人、コート内3人
・前・後半各12分
・ボールがゴールに入ると1点
○ゴールボール
・目隠し…アイシェードを着用するため、障がいの有無や程度にかかわらず、誰でも参加可
・激しく…「静寂の中の格闘技」といわれ、時速50キロにもなるボールを全身で受け止める迫力
・静寂…音と声を頼りにプレー。静かな環境で行われ、観客もプレー中は静かに見守る
Be☆Stars(ビースターズ) 萩原直輝(はぎわらなおき)選手
パリ2024パラリンピック競技大会 金メダリスト
視覚情報がなくても仲間とコミュニケーションを取り、相手の動きを察知し、相手から来るボールをチームみんなで止めるのが魅力です。ぜひ体験してみてください!
○レッツゴー体験!どなたでも練習に参加できます
県ゴールボール協会主催練習会
7/26(土)16時~21時
要事前申込/無料(初回)
場所:アサンテ スポーツパーク(県立スポーツセンター)
■巧みな操作の攻防戦
○車いすバスケットボール
「ダブルドリブルなし」「ボールを持ったまま車いすを3回以上こぐとトラベリング」などの独自ルールの中、車いすを巧みに操作しながらプレーします。障がいの程度に応じてチームを編成する戦略性があり、車いすユーザーではない人も含めて誰もが参加できます。
神奈川VANGUARDS(ヴァンガーズ) 古澤拓也(ふるさわたくや)選手
東京2020パラリンピック競技大会 銀メダリスト
車いすバスケは誰もが楽しめる競技であり、トップレベルの試合で観られるスピード感も魅力の一つです。僕のプレーで注目してほしい点は、ボールさばきと3ポイントシュートです。
ぜひ応援に来てください!
■目と心でつなぐ連携
○デフバレーボール
聴覚に障がいのある選手が、手話やアイコンタクトなどさまざまなコミュニケーションを駆使し、チームワークで高度なコンビバレーを展開します。
東京2025デフリンピック
バレーボール女子
日本代表チーム副主将
デフバレーボール世界選手権2024 金メダリスト
平岡早百合(ひらおかさゆり)選手(川崎市在住)
外国チームに比べて高さはありませんが、サインやアイコンタクトで多彩なコンビバレーを繰り出します。最後まで諦めない粘り強いレシーブにも注目してほしいです。ぜひ会場で応援してください。
■誰もが観戦を楽しめる取り組み
県は、共生社会の実現を推進するために県内スポーツチームと連携し、さまざまな実証実験を実施しています。
○Ontenna(オンテナ)
音の大きさやリズムを振動と光で感じられる装置を身に付けることで、応援の手拍子やゴールに入ったときの盛り上がりなどが体感できます。
(開発:富士通株式会社)
■東京2025デフリンピック
大会期間:11月15日(土)~26日(水)(12日間)
デフリンピックは「きこえない・きこえにくい人のためのオリンピック」です。2025年の大会は、100周年の記念すべき大会で、日本初開催となります。
■サインエールで選手を応援しよう!
サインエールは「きこえる・きこえない」にかかわらず、全ての人がアスリートに想いを届けられるよう、日本の手話をベースにつくられました。夢の舞台で戦うデフアスリートへ、“目でみる応援”を届けましょう!
(1)両手を顔の横まで上げてひらひらと振る
(2)両手を振り下ろすように前へ突き出す
行け!
上記記事に関する問合せ:県スポーツ課
【電話】045-285-0796【FAX】045-662-5557