- 発行日 :
- 自治体名 : 神奈川県川崎市中原区
- 広報紙名 : かわさき市政だより なかはら区版 2025年7月号
令和6年11月の道路交通法の改正により、自転車のながらスマホと酒気帯び運転は新たに罰則の対象となっています。
「自分は大丈夫」という過信が事故につながります。一人一人が安全運転を心がけ、交通事故を防止しましょう。
■中原警察署交通課長からのメッセージ
阿部課長
昨年11月から、自転車のながらスマホ・酒気帯び運転が新たに罰則の対象となりましたが、依然としてながらスマホの自転車を見かける事があります。令和8年4月からは自転車の交通違反に対する交通反則通告制度(青切符)が適用されます。自転車のルールについて知識を深め、事故防止に向けてマナーアップにご協力をお願いします。
神奈川県警察公式アプリ「かながわポリス」内のコンテンツ、「スマートチリリンスクール」では、自転車のルールについて楽しくクイズ形式で学べます。ぜひご活用ください。
■区内の自転車関係事故の推移
令和3年から毎年事故件数が増加しており、令和6年は年間187件も発生しています。
出典:市ホームページ 過去5年間交通事故発生状況(令和2年~令和6年)
■一瞬のながらスマホも、思わぬ落とし穴に
スマートフォンなどを手に持って、自転車に乗りながら通話する行為、画像を注視する行為は罰則の対象となります。
中原警察署交通課 東警部補
違反者は、6カ月以下の懲役又は10万円以下の罰金、交通の危険を生じさせた場合は、1年以下の懲役又は30万円以下の罰金の対象です。
スマホは、人に迷惑をかけない安全な場所で止まって使用しましょう。
■自転車も車のなかま。飲酒運転は犯罪です
自転車の酒気帯び運転のほか、酒類の提供や同乗・自転車の提供も罰則の対象です。
中原警察署交通課 西ノ園巡査部長
違反者及び自転車の提供者は、3年以下の懲役又は50万円以下の罰金、酒類の提供者・同乗者は、2年以下の懲役又は30万円以下の罰金の対象です。
飲酒運転は重大な交通事故に直結します。
家族や仲間みんなで飲酒運転の根絶に取り組みましょう。
■自転車安全利用五則を守って、安全に乗りましょう!
1 車道が原則、左側を通行 歩道は例外、歩行者を優先
2 交差点では信号と一時停止を守って、安全確認
3 夜間はライトを点灯
4 飲酒運転は禁止
5 ヘルメットを着用
■7月11日~20日は夏の交通事故防止運動期間です
夏はレジャーや帰省などで長距離ドライブが増える時期です。区内では、武蔵新城駅周辺で交通事故防止キャンペーンとして街頭での呼びかけを行うほか、音声での自転車マナーアップ啓発などを実施します。思いやりを持ち、安全に運転しましょう。
問い合わせ:区役所危機管理担当
【電話】044-744-3162【FAX】044-744-3346