- 発行日 :
- 自治体名 : 神奈川県横須賀市
- 広報紙名 : 広報よこすか 令和7年7月号
■夢と可能性を育むスポーツの力
スポーツや運動は、子どもたちの体力・運動能力を高めるほか、挑戦する気持ちや夢を育むきっかけを創出します。楽しみながら体を動かせる場や、プロ選手との交流を通じ、子どもたちの未来を応援します。
◇〔楽しく運動能力アップ〕全校にリズムトレーニング導入
近年、子どもの体力は低下傾向にありますが、10歳ごろまでに多様な動作を経験することで、運動神経の発達が期待されます。市では、全ての市立小学校1・2年生に、音楽に合わせて体を動かす「スポーツリズムトレーニング」を導入。楽しみながら主体的に取り組める授業を展開します。
◇〔楽しさで主体性アップ〕体育がもっと好きになる
諏訪小学校では、全校導入前の2019年から同トレーニングを開始。授業計画や実践に携わってきた石井教諭と須藤教諭は、「曲に合わせて体を動かすことで、リズム感や敏捷(びんしょう)性、持久力向上だけでなく、けがをしにくいスムーズな動き方が養われる」と効果を実感しています。また、縄跳びや幅跳び、跳び箱などが上達したと感じる児童も多く、リズム感と各種運動の関係性の深さがうかがえます。6年生の佐津さんと山田さんは「みんなが体育を好きになる」ことを目指し、運動委員として活動。子ども同士で教え合う場面が自然に生まれ、主体的に運動を楽しむ習慣につながっています。
▽運動遊びで「楽しさ」もっとアップ
一部の小学校では「アクティブ・チャイルド・プログラム」も新たに導入予定。昔ながらのオニごっこなどをアレンジした「運動遊び」を通じて、投げる・走るなど運動の基本動作を楽しく習得します。
・リズムに合わせて楽しみながら運動できる!
■プロ選手とのふれあいでつながる未来への一歩
ホームタウンチームの横浜DeNAベイスターズと横浜F・マリノスは、夢を持つことの大切さやスポーツの楽しさを伝えるため、学校訪問を定期的に実施しています。また、アーバンスポーツを身近に感じてもらうため、BMXやパルクールの学校訪問や体験会なども開催しています。
◇横浜DeNAベイスターズ 篠木選手(投手)
皆さんには、夢や目標はありますか?
僕は、子どもの頃からずっとプロ野球選手になることを夢見て、練習を続けてきました。
「もっと足が速くなりたい」など、どんなに些細なことでもいいので、心から「こうなりたい!」と思える目標を持ってください。そして、それに向かって頑張る気持ちを大切にしてほしいです。
夢があるからこそ、困難や壁を乗り越えられると思います。僕たちもリーグ優勝し、再び日本一になれるよう、全力で戦います!
◇横浜F・マリノス 朴選手(GK)
「楽しむ」ことは、スポーツの原点です。
夢や目標に向かって進む中では、つらいこと、失敗することもあると思います。しかし、そこで諦めるのではなく、原点にある「楽しむ」姿勢を常に大切にして、無理せず自分のペースで続けてほしいです。
そして、大人の皆さんには、子どもたちの自主性が育まれるように、寄り添い、温かく見守ってほしいと思います。
僕たちも見ている人に夢と希望と感動を与えられるように、チーム一丸となって戦います!
問合せ:
・保健体育課【電話】822-8494
・スポーツ振興課【電話】822-8216