- 発行日 :
- 自治体名 : 神奈川県横須賀市
- 広報紙名 : 広報よこすか 令和7年7月号
■〔県内初〕熱中症から子供たちを守る安全強化の新システム
学校での熱中症事故は、全国で毎年約5,000件発生しており、市内でも体調不良による受診事例があります。市では、子どもの健康・安全を守るための予防対策をさらに強化し、「暑さ指数(※)」が31を超えた場合、運動を全て中止とする運用に。そして、全ての市立中学校・高等学校に暑さ指数を自動計測・常時監視できるシステムを県内で初めて導入。子どもたちが、安心して体育や部活動などに取り組める環境を創出します。
※暑さ指数(WBGT)とは…気温や湿度などを総合的に評価し、熱中症の危険性を判断する指標
◆実証実験に取り組み、安全な環境の確保へ
久里浜中学校 校長 新田将之
システム導入により、暑さ指数の「自動計測」「測定精度の向上」「全教職員の共有」が実現し、迅速な危険察知が可能となりました。スマートフォンで確認できるため、休日の部活動に係る教職員の負担軽減にもつながります。システムを活用し、より安全な環境の確保を目指します。
・熱中症対策を一層強化
◆株式会社ニフコとの連携で安全を実現
新システムの開発・設計は、市内に本社を構える同社。「判断基準の明確化、迅速な情報共有をサポートするだけでなく、操作が簡単なことも大きな特長」と語るのは同社の石井さん。今後もさまざまな分野で、連携を進めます。
▽ニフコ×横須賀市
同社と2023年に地域課題解決に向けた包括連携協定を締結し、市内学校のICT化や事業者の生産性向上などに、協働で取り組んでいます。
問合せ:保健体育課
【電話】822-8489