くらし 海だけじゃない! 逗子で山歩きを楽しもう(1)
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- 発行日 :
- 自治体名 : 神奈川県逗子市
- 広報紙名 : 広報ずし 2025年10月号
山に囲まれた逗子には、魅力的な山道やハイキングコースが複数あります。住宅街のすぐそばにあるコースでも、山の中に入れば豊かな自然が広がり、山頂や高台からは普段と違う街並みや遠方までの景色を眺められます。この秋、逗子の山で山歩きを楽しんでみませんか。
■逗子の山の特徴と楽しみ方
逗子や葉山、神奈川近郊の山歩きを楽しむ「逗山会」。代表の前川さんに、逗子の山の魅力や山歩きの楽しみを聞きました。
●バラエティ豊かなコースで逗子の自然と景色を満喫
逗山会(とうざんかい)代表
前川和正さん
二子山や鷹取山、披露山、乳頭山に加え、名越切通や長柄桜山古墳群を巡るハイキングコースなど、市内には山歩きができるコースが多数あります。各コースとも市街地への抜け道が多く、距離の調節ができるので初心者でも挑戦しやすいです。緩やかで歩きやすい山道がほとんどですが、中には渓流歩きができる本格的な登山道も。バラエティに富んだコースを楽しめるのが逗子の山の特徴です。
また、山道の豊かな自然を満喫できるのはもちろん、すばらしい景色を楽しめるのも魅力の一つ。逗子海岸や市内を一望できたり、横浜など遠方の市街地まで見えたりする場所もあります。ぜひ、さまざまなコースで逗子の山歩きを体験してみてください。
▽山歩きをもっと楽しむためのアドバイス
市内の山は標高が低いため、山道でも気温は市街地とあまり変わりません。夏や暑い日は避けるのが無難でしょう。また、滑りやすい場所が多いので、特に下りは気を付けてください。山歩きの前後は、ストレッチなどで筋肉を伸ばしておくと疲れがたまりづらいです。
■逗子の山歩き おすすめ装備
山歩きを快適に、安全に楽しめるよう、服装や靴、持ち物について、前川さんに教えてもらいました。
▽服装
虫よけや日焼け・けが防止のため、なるべく肌の露出は避け、つばのある帽子をかぶって。汗をかくので、下着やシャツは速乾性のある素材がおすすめ。蜂もいるので白っぽい服装がベスト。
▽靴
市内の山道なら運動靴で十分。防水機能や靴底に滑り止めがあるものだと、なお良いでしょう。厚手の靴下は足への衝撃を抑えてくれます。
▽持ち物
飲み物は必須アイテム。麦茶や薄めたスポーツドリンクで、こまめな水分補給を。急な雨に備え、レインウェアがあると安心。トレッキングポールは、体にかかる負担を軽減してくれます。日焼け止めクリームなどで、日焼け対策も万全に。
■Pick up 逗子の山
●初心者でも歩きやすい 二子山へいってみよう!
二子山ハイキングコースは駅からアクセスしやすく、整備された道での山歩きが楽しめます。よく訪れるという須藤さんに見所を聞きました。
▽四季折々の自然と景色、静けさが楽しめる二子山
ハイキングコースに入ってから山頂までに、向かいにある鷹取山や東京湾を一望できる場所がいくつかあります。海を眺めながら山歩きができるのは、逗子の山ならではの魅力です。また、紅葉の秋、遠くの景色まで見える冬、花が咲き始める春と、同じコースでも季節の変化を感じられます。二子山周辺は、冬から春にかけて、つばきやすみれ、桜、つつじ、藤など花のリレーが続き、毎年楽しみにしています。さらに、コース入口から沼間中学校が見える辺りまではまちの生活音が聞こえますが、途中からは山深くなり、とても静かで風の音や鳥のさえずりだけに。
横浜や東京など遠方から訪れる人が多い山に、家族や近所の友達と散歩感覚で行ける。逗子は恵まれていると感じます。
●二子山(上ノ山)山頂を目指そう
二子山ハイキングコース
約4.3km
約1時間30分
※詳細は本紙をご覧ください。
問い合わせ先:企画課
