くらし 2023年度決算 財務書類で見る市の財政状況

市では、資金の収支情報を簡潔に表す決算書の他、資産や債務の情報を分かりやすくする貸借対照表など、四つの財務書類を作り公表しています。一般会計などの一部を紹介します。

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■1年間のお金の動き
(資金収支計算書)

▽市民サービス
収入:税収など867億円
支出:人件費など818億円
差引(A):49億円

▽建物建設・工事
収入:国県補助金など61億円
支出:工事費など152億円
差引(B):△91億円

▽借り入れ・返済
収入:地方債の発行99億円
支出:地方債の償還59億円
差引(C):40億円

▽2023年度収支(A+B+C)
▲2億円

■財産(資産)と借金(負債)
(貸借対照表)

▽資産
3344億円
公共施設、道路、学校、ソフトウェア、基金、出資金、現金預金など
市民1人当たり:149万円

▽負債
812億円
地方債(借金)、退職手当引当金など
市民1人当たり:36万円

▽純資産
2532億円
資産形成※に使った返済する必要がないお金
市民1人当たり:113万円

資産(公共施設、道路、ソフトウェア、現金預金など)がどのくらいあり、どのように調達したかを表しています。純資産は、これまでの世代の負担により形成されたことを表しています。
※資産形成…将来にわたる建物や道路などへの投資

■市民サービスに対する費用と収益
(行政コスト・純資産変動計算書)

▽費用
903億円
市民サービス(資産形成を除く)の提供にかかったコスト
・人にかかるコスト(給与費・退職手当引当金繰入など)…168億円
・物にかかるコスト(物件費・維持補修費・減価償却費など)…320億円
・補助金・社会保障給付金・その他…415億円
※資産形成を除く

▽収益
37億円
使用料、手数料などサービスを受ける人が払ったもの

▽税収など(純行政コスト)
866億円
受益者負担などで賄えず税収や補助金などで賄うもの
主な内訳:
・市税収入…482億円
・国県補助金…252億円

現金支出が伴う費用(給与費や物件費)だけでなく、現金の伴わない費用(減価償却費・引当金など)も表します。市民サービスにかかった費用からサービスを受けた人の自己負担分を差し引いた純行政コストは、税収や補助金などで賄っています。

問合せ:財政課
【電話】225-2170