子育て 【Zoom Up】安心して子育てできるまちに 産前・産後の支援を充実

安心して子どもを産み育てられるよう、母子支援に力を入れています。4月からは健康管理の充実と経済的負担の軽減を図るため、妊婦健康診査の助成額を拡大。不妊治療のうち保険適用外となる先進医療費助成の新設、訪問型産後ケア利用回数の拡大なども実施しています。

昨年、市内では千人以上の新たな命が生まれました。妊娠期は、赤ちゃんの誕生に期待が高まる一方で、体調や心が不安定になりがちです。出産予定の方が健やかな妊娠生活を送れるよう、4月から妊婦健診費用の助成額を最大8万円から県内トップクラスとなる11万円に増額しました。

◆妊娠期から寄り添う
妊婦健診は、母子の健康状態を定期的に確認するために欠かせません。妊娠期間中は心と体の変化が大きいため、医師や助産師による専門的な診察や相談を通じた健康管理などが大切です。出産を控える大金紗央里さん(26・妻田)は「初めての妊娠で不安もあるが、定期的な健診に通い安心できている。子育てには費用がかさむため、助成は心強い」と話します。
不妊治療のうち保険適用外となる先進医療費の一部や1カ月児健診、産後間もない方が対象の産婦健診の助成も実施(下記参照)。安心して子育てできる環境を整えています。

◆切れ目のない支援を
出産後すぐに始まる赤ちゃんとの生活では、体やライフスタイルの急激な変化により不安を感じやすくなります。市では昨年、産婦が安心して育児に向き合えるよう、自宅で助産師からのサポートが受けられるアウトリーチ(訪問)型の産後ケアを新たに始めました。4月からは、利用回数を2回から7回に増やし、利用可能時期も出産後1年以内に拡大しています。
他にも妊婦歯科健診や新生児聴覚検査費用の一部補助、親同士が相談・交流できる場を設けるなど、さまざまな面からサポートし、子育て環境の充実に取り組んでいきます。

■産前・産後、子育て期を支援
▽妊娠応援事業(不妊治療)[新規]
上限10万円/1回
回数:治療開始時の女性の年齢が
40歳未満…6回まで
40~42歳…3回まで

▽妊婦健康診査[拡大]
最大8万円→11万円

▽産婦健康診査
上限5000円/2回
産後間もない時期に心や体などの状況を確認

▽1カ月児健康診査[新規]
上限4000円/1人

▽産後ケア
産婦の身体的な回復や授乳指導、相談など。
利用可能時期:新生児訪問後→出産後1年以内
・アウトリーチ(訪問)型[拡大](利用回数)2回→7回
・デイサービス(通所)型
・ショートステイ(宿泊)型

▽新生児聴覚検査
上限3000円/1回

▽妊婦歯科健康診査
自己負担1000円/1回

※各支援の詳細は市HPに掲載

問合せ:こども家庭センター
【電話】225-2597