- 発行日 :
- 自治体名 : 神奈川県厚木市
- 広報紙名 : 広報あつぎ 第1458号(2025年11月1日発行)
■市内36カ所での利用が可能に
▽シェアサイクルの実証実験の協定を締結
新たな交通手段としての有効性と課題を検証するため、シェアサイクルの実証実験の協定をアプリケーションを提供するオープンストリート、江ノ島電鉄と3者で締結しました。市役所や公民館、公園などに専用ステーションを新設。民間事業者が既に設置しているものと合わせ、市内36カ所で利用できます。自転車はスマートフォンのアプリで借りられ、30分・160円から使えます。シェアサイクルを導入することで、公共交通機関が担う機能の補完、交通混雑の緩和、二酸化炭素の排出削減、観光客の移動手段確保が期待できます。
山口貴裕市長は「渋滞の緩和や環境への負担が少ない交通手段として期待している。今後も協力をお願いしたい」と話しました。
■まちの魅力を遊んで再発見
▽荻野運動公園で「じゃんぼかるた大会」を開催
「じゃんぼかるた大会」を、9月に荻野運動公園で開催しました。大会は小学生の部と年齢制限のないファミリアの部に分かれて実施。市内の小学生や家族ら31チーム・135人が参加しました。
「幅広い世代が楽しみながらまちの魅力を再発見できるように」と一般社団法人あつぎものしり委員会が制作した「厚木かるた」をA1判に拡大した札を使用。詠み札が詠み上げられると、絵札へ向かって参加者が駆け出し、会場は大きな声援に包まれました。
参加した谷川志壱さん(10)は「かるたが大きくて取るのが大変だったけれど、とても楽しかった。また参加したい」と笑顔を見せていました。
■消防署を見学して消防士を体験
▽あつぎ消防庁舎クルーズを初開催
消防署の仕事や施設を見学できる「あつぎ消防庁舎クルーズ」を10月、厚木消防署で初めて開催しました。親子連れなど1100人が参加。普段は入れない通信指令室や消防長室、仮眠室などの見学や、心肺蘇生法、ミニ消防車の乗車などを体験しながら、防火や救急の大切さを学びました。
親子で参加した関屋ちえみさん(40)は「庁舎の隅々まで見学でき、貴重な経験になった。体験ブースが多くて子どもも大喜び」と話し、娘の真凛さん(4)は「たくさんの消防車を見られて楽しかった」と笑顔を見せました。
厚木消防署は、市内で最も歴史のある庁舎で、消防本部の機能は2027年度に完成予定の複合施設「あつめき」へ移転する予定です。
■楽しみながら「自分ごと」に
▽「あつぎSDGsフェスティバル」を開催
SDGs(持続可能な開発目標)を楽しみながら学べるイベントを9月にアミューあつぎで開催し、約2600人が訪れました。
会場には市内大学や団体が協力し、工作や体験、展示など30種類以上のメニューを用意。来場者は、クイズラリーやドローン疑似体験、巨大防災すごろくなどで遊びながら、笑顔でブースを回りました。
親子で参加した村尾里奈さん(32)は「楽しくSDGsが学べ、日常的にも意識するきっかけになる」と話しました。
同日、SDGsの達成に取り組む団体を登録する「あつぎSDGsパートナー」登録式も実施。新たに49団体が加わり、合計193者となりました。
