くらし 仲間と共に まちを守る消防団

「放水、始め」。朝の消防訓練場に、りんと響き渡る声。荻野地区で活動する消防団の皆さんが、消火訓練に取り組んでいます。火災現場を想定して素早くホースを伸ばし、的に向かって水を放ちます。
市内では10代から60代までの518人が学業や仕事の傍ら、消防団員として活動しています。メンバーは月数回、チェーンソーなどの資機材や消防車を点検。火災発生時は現場に駆け付け、地震や台風の際は倒木や土砂を取り除く作業に当たるなど活躍しています。
いざという時の地域の守り手として活動する消防団ですが、仕事や生活との両立が難しいなどの理由で入団する人は減少傾向にあります。団員の小松田裕さん(46・上荻野)は「いろいろな職種や幅広い年代が、活動を通じてつながりを持てるところが魅力の一つ。火災現場などに行くと人手が足りないと感じるので、地域を守るためにも一緒に活動する仲間が増えたらうれしい」と話します。
自分たちのまちは自分たちで守る。手と手を取り合う人々の思いが、安心・安全なまちをつくっていきます。

■火災や災害に備え地域を守る　消防団員を募集
皆さんの力を地域のために生かしてみませんか。
主な活動：災害出動、消防出初め式、訓練、火災予防などの広報活動、各イベントへの従事など。
対象：市内在住在勤在学の18歳以上の方
申込み：直接または電話で消防総務課【電話】223-9367へ。

市広報番組あつぎ愛テレビ：11/1～

問合せ：消防総務課
【電話】223–9367