くらし 【特集】地域の見守り隊 安心をみんなの手で(2)

■市内の刑法犯認知件数

■24年の件数内訳

・窃盗犯…空き巣や自転車盗など
・知能犯…詐欺や横領など
・粗暴犯…傷害、暴行、恐喝など
・風俗犯…不同意わいせつなど
・凶悪犯…殺人や強盗、放火など

■防犯に強いまちへ
防犯カメラの設置や相談窓口など、安心して暮らせるまちの実現を目指した取り組みを進めています。

▽見守りシステム
犯罪の抑止や発生時の犯人特定・早期検挙につながる防犯カメラを、公民館や児童館などの公共施設に設置。約5年間で、300施設ほどに取り付けます。
設置場所:公民館、児童館、公園、保育所、老人憩の家、消防器具庫など

▽移動番屋
各地区の公民館や郵便局で月1回程度、市民安全指導員が訪問して「移動番屋」を開設しています。
時間:11時~12時30分
内容:防犯相談や啓発、情報提供など
申込み:不要。直接会場へ。実施日程は市HPに掲載。

《防犯のポイント》
犯罪被害に遭わないために

▽空き巣などの窃盗
・玄関や窓に加え、盗難の多い自転車などの施錠を徹底
・防犯ガラスや防犯フィルムを使い、割られにくくする
・防犯カメラやブザーなどを活用する

▽特殊詐欺
・電話でお金の話が出たら、詐欺を疑う。家族などに相談
・防犯機能付き電話機を設置

▽その他
・暗く、人通りの少ない道は避ける

問合せ:くらし交通安全課
【電話】225-2148

■地域での自助や共助で犯罪は防げる
日本市民安全学会 会長
石附 弘さん(80)
専門委員として、セーフコミュニティーの国際認証や市民生活の安全向上などに長く携わっています。地域や事業者、警察などのさまざまな人たちの努力で、治安が良くないといわれていた約20年前から、市内の犯罪や交通事故の件数は減少しました。住みやすい魅力的なまちになってきたと感じています。
しかし、コロナ収束後は、全国的に事件や事故が増加傾向になっています。地域を安全に保つには、子どもの見守り活動や日頃のコミュニケーションなどを通じ、地域コミュニティーを築くことが大切です。「認知」「予測」「制御」といった人の安全能力には限界があります。一人一人が防犯意識を持ち、地域全体でその限界を補うことが、安心安全な暮らしにつながるのではないでしょうか。

問合せ:くらし交通安全課
【電話】225-2148