- 発行日 :
- 自治体名 : 神奈川県座間市
- 広報紙名 : 広報ざま 2025年7月号
■み~つけた!地面の下に地域の宝
当コラムでは、市内に伝承されたさまざまな歴史について、各地域に注目して「再発見」する体験を目指し、紹介します。読者の皆さんにとって「再発見」という体験は、例えば昔の出来事に懐かしさを感じたり、皆さんの生活やお仕事、身近な物事に慣れ親しんだ感覚であったりするかもしれません。こうした大切な郷土愛の一側面が、「再発見」されることを願います。
さて、記念すべき第1回の内容は、緑ケ丘地域を代表する地面の下の宝、「表裏型顔面把手(ひょうりがたがんめんとって)」です。難しい名前なので、愛称の「ザマロン」と、気さくに呼んでください。
ザマロンは、令和4年にかにが沢公園の東側付近で上水道管の工事の際に、地面の下(深度1メートル下の地層)から出土した約5,000年前の縄文時代の遺物です。縄文人の生活必需品である縄文土器、その一部分の装飾がザマロンです。緑ケ丘地域の地面の下には、かつて縄文人が生活した痕跡が眠っています。
発見直後には、展示会で注目が集まり、令和6年には市指定重要文化財となりました。現在市役所1階市民ホールで、ザマロンを展示中です。ぜひご覧ください。
担当:生涯学習課
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