くらし 令和7年度 重点事業(2)

◇[基本目標04]環境にやさしく、安全・安心なまちづくり
事業数:43事業
予算額:21億719万円

《重点事業》
・地震等災害対策事業(2,001万円)
・木造住宅耐震化補助事業(180万円)
・ごみ処理広域化推進事業(10億323万円)
・救急業務高度化推進事業(消防施設費)(4,597万円)
・消防情報機器等整備事業(1億2,841万円)

5事業:11億9,942万円

《施政方針一部を紹介》
・ごみ処理広域化については、本町内の可燃ごみを湯河原美化センターに持ち込むための中継施設およびストックヤードの整備を進めており、運搬車両の調達や計量器の増設など、引き続き可燃ごみの搬出体制を整備します。
・循環型社会の構築に向けて、引き続きペットボトルの水平リサイクルに取り組むとともに、業務用、家庭用それぞれの生ごみ処理機器購入費補助について、食品ロス対策として効果的であることを周知し、実施します。
・防災対策として、令和6年度に小中学校体育館に試行設置した初動対応避難所用物品「ファーストミッションボックス」を今後の町内全避難所への展開を見据え、山崎集会所など4か所に設置します。

◇[基本目標05]癒しと文化を提供する観光産業づくり
事業数:30事業
予算額:3億1,048万円

《重点事業》
・誘客宣伝事業(2,611万円)
・インバウンド観光推進事業(692万円)
・箱根DMO支援事業(3,400万円)
・日本遺産箱根八里誘客宣伝事業(344万円)

4事業:7,047万円

《施政方針一部を紹介》
・首都圏をメインターゲットとした国内客層へ向け、箱根の魅力を発信、PRするほか、FMヨコハマの公開放送と連動しながら、音楽イベントを開催します。
・昨年日本遺産に再認定された「箱根八里」について、静岡県三島市などと共同で大阪・関西万博に出展し、箱根八里の魅力を積極的に周知します。
・ハイキングコース整備では、駒ケ岳山頂から神山までのコース再開に合わせて、登山道の入り口を示す案内板を改修し、英語の案内文を掲載するなど、より効果的に周知、誘導を図ります。
・箱根湿生花園では、本年3月からデジタルマップガイドの運用を開始し、利便性・満足度の向上を図っています。

◇[基本目標06]行政の効率的経営と官民協働体制の強化
事業数:21事業
予算額:7億4,228万円

《重点事業》
・[New]立地適正化計画策定事業(650万円)
・デジタル化推進事業(516万円)
・第7次総合計画等策定支援事業(806万円)
・ふるさと納税促進事業(4億8,500万円)
・地域コミュニティ活性化事業(250万円)

5事業:5億722万円

《施政方針一部を紹介》
・官民連携については、包括連携協定に基づき、次世代を担う子どもたちを対象にしたアウトドアや情報教育のほか、若者層を対象にした交流イベントを実施します。
・箱根物産館などの跡地活用は、地域の合意形成を図ったうえで、地域と観光客双方にとって望ましい場所となるよう引き続き官民連携による事業化の検討を進めます。
・財源確保に向けた、ふるさと納税の強化については、ポータルサイトや寄付手段を追加するほか、返礼品の充実を図るなど、引き続き魅力の向上に努めます。
・本町の目指すまちづくりにとって、真に必要かつ最も効果的な財源については、検討会議の意見を踏まえ、時期を逸することなく、確実な導入を目指して取り組みます。

◇施政方針 むすび
《町民の笑顔あふれる箱根の「未来」を創造してまいります》
箱根の観光は、インバウンドに比べて、国内の旅行需要がまだまだ力強さに欠けていますので、官民が連携しながら、ターゲット層を明確にした誘客を重点的に行ってまいります。そして、多くのお客さまにお越しいただき、町民の生活が潤うといった好循環のサイクルをさらに回してまいります。そのためには、協働をはじめ、多世代交流、関係人口や共助などをキーワードに、ソフト面、ハード面双方の多様な取り組みをバランスよく取り組んでまいります。
決められた「未来」など、どこにもありません。何もしなければ望むような「未来」はやってきません。ましてや知恵を絞ったり汗をかいたりせずに未来志向で考えることを停滞させてしまっては、決して明るい「未来」はやってきません。望む「未来」は強い意思をもって創っていかなければなりません。私は、これからも町民、事業者など、この町に関わってくださるすべての方々とともに力を合わせ、町政における岐路の選択を誤らず、ある時は道なきところに道を切り拓きながら、協働・共生によるまちづくりを一歩一歩、確実に進めてまいります。町の賑わいと輝きをさらなる高みに引き上げ、町民の笑顔あふれる箱根の「未来」を創造してまいります。

箱根町長 勝俣浩行