- 発行日 :
- 自治体名 : 新潟県新潟市中央区
- 広報紙名 : 中央区役所だより (令和7年6月15日)
区では、中学生が災害時の避難所運営を学ぶ「ハイパージュニアレスキュー講習会」をすべての中学校で実施しています。5月26日、初回となる講習会を山潟中学校で行い、2年生124名が参加し、9名の防災士から段ボールベッドの設営や応急用担架の作り方を学びました。
■あるもので何ができるかを考える
防災士から「段ボールベッドがない場合、学校にある物でベッドを作るには?」と問いかけられ、生徒たちからは「机」「マット」とすぐに声が上がりました。また、毛布を折りたたんで担架を作り、実際に人を運べるかを確認しました。毛布がない場合、シャツ2枚で代用できることも学び、「災害時は今あるものでどう対応するか考えることも大切だよ」と防災士は話しました。
■中学生の皆さんに期待したいこと
講習会の最後、防災士を代表して清水修(おさむ)さんは「災害時、まずは自分の命を守ることが最優先です。その次に自分に何ができるかを考えてください。避難所の運営は防災士だけでは足りません。力仕事だけでなく、お年寄りや小さいこどもに声掛けして話し相手になるなど、できることはたくさんあります」と生徒たちに伝えました。
■講習会で学んでみて
鈴木菜友(なゆ)さんは「段ボールベッドの組み立てと応急用の担架作りは自信をもってできます」と話してくれました。
片桐愛來々(うらら)さんは「お年寄りなど困っている人がいたら力を貸したい、率先して動きたいと思います」と力強く答えてくれました。