- 発行日 :
- 自治体名 : 新潟県新潟市江南区
- 広報紙名 : 区役所だよりこうなん 令和8年1月18日号
きわめて優れた技能を有し、産業の発展に寄与した人に贈られる「現代の名工」に、江南区割野在住で内装職人の轡田和義さん(72)が選ばれました。内装とは、天井や床材、壁紙などを仕上げることです。
高校卒業後、東京の電気メーカーで働いていた轡田さんが職人の道に進んだのは50年前。新潟の実家に戻った際、友人に勧められたことがきっかけでした。周囲の仲間から技術を学びながら、少しずつ腕を磨いていったそうです。
平成17年には、技能グランプリ「壁装」部門で最高賞となる内閣総理大臣賞を受賞。仕事の合間を縫って繰り返し練習し、素早く美しく仕上げる技術を身につけた経験が、その後の仕事にも生かされているそうです。
「きれいな仕上がりを見て喜んでもらえたら、その一心で続けてきた」と語る轡田さん。「お客様の要望に合わせた提案をするため、多種多様なメーカーの見本を見て研究した」と、仕事へのこだわりをにじませました。
令和3~6年には県表具内装組合の会長を務め、電気メーカー勤務時代の知識を生かしてデジタル機器を活用した業務効率化にも尽力されました。
「壁紙は、普段は空気のように当たり前の存在。でも、たまには目を向けてもらえると嬉しいですね」と、朗らかに話されていました。
