- 発行日 :
- 自治体名 : 新潟県小千谷市
- 広報紙名 : 広報おぢや 2025年9月号
1に運動・2に食事・しっかり禁煙・良い睡眠
~健康寿命の延伸~
■生活習慣病の発症リスクが大きく高まる要因 メタボ増加中
小千谷市では、特定健診の結果でメタボリックシンドローム(以下、メタボ)または予備群に該当する人の割合が年々増加しています。令和6年度は、特定健診受診者の3人に1人がメタボまたは予備群に該当しました。(グラフ1)
メタボとは、内臓脂肪型肥満に加え、高血圧・脂質異常・高血糖のうち2つ以上が合わさった状態を言います。これらは動脈硬化を進行させる原因となり、心筋梗塞や脳卒中などの重大な病気を引き起こす可能性があります。
▽グラフ1 メタボリックシンドロームに該当または予備群に該当する人の割合(%)(小千谷市国保特定健診結果)
■メタボを予防・改善しよう!
メタボの予防・改善には適度な身体活動や運動習慣、バランスの良い食事、禁煙などが大切です。市の特定健診質問票から、「1日1時間以上の身体活動を実施していない人」の割合が増加しています。(グラフ2)
日頃から体を動かすことを習慣にして、メタボの原因となる内臓脂肪を減らしましょう。活動量を増やすことで肥満・メタボだけでなく、将来的な足腰の衰えやフレイル予防にもつながります。
▽グラフ2 日常生活において歩行または同等の身体活動を1日1時間以上実施していない人の割合(%)(小千谷市国保特定健診質問票)
■活動量アップ!+10(プラス・テン)から始めよう!
厚生労働省の「アクティブガイド健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」では、「+10(プラス・テン)」=「今よりも10分多く身体を動かすこと」を推奨しています。短い時間でも取り入れられる身体活動はたくさんあります。座りっぱなしの時間が長くなりすぎないように、少しでも身体を動かしましょう。
《市民のみなさんが始めた+10》
・涼しい時間にウォーキング
・家の階段を上り下り
・スマホで動画を参考に筋トレ
・ラジオ体操
など
※「アクティブガイド健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023(厚生労働省)」の二次元コードは本紙23ページをご覧ください。
■運動習慣の定着や健康行動の習慣化を図るためのポイント事業 おぢや健康こいこいポイントをためて健康増進!
《ポイントをためる方法は4つ!》
・健(検)診を受診する
・筋力測定会や、健康・運動に関するイベントなどに参加する
[おすすめ]
筋力測定会では四肢の筋肉量やバランス能力などが評価できるほか、健康運動指導士によるアドバイスが受けられます。(申込不要)
・自分に合った健康・運動に関する取組の目標を決めて継続して行う
・「にいがたヘルス&スポーツマイレージ事業」アプリと連携する
[おすすめ]
アプリの歩数計機能で自動でポイントがたまるなど、簡単にポイントゲット♪
※二次元コードは本紙23ページをご覧ください。
ポイントをためて応募すると抽選で小千谷の特産品が当たります。
詳細は、広報おぢや5月号26ページまたは市ホームページをご覧ください。
■持病があり、運動に不安がある方へ
運動習慣は健康づくりにとても大切ですが、心臓病などの慢性疾患をお持ちの方の中には、「病気があるから動いてはいけないのでは」「どんな運動なら安全かわからない」といった不安を感じている方もいらっしゃいます。小千谷総合病院では、このような方のために、医師やリハビリの専門職員が体の状態を医学的に評価し、安心して行える運動や生活の工夫についてアドバイスを行う「内部障害リハビリテーション外来」を設けています。これは心臓病などの「内部臓器の病気」を抱える方を対象とした外来で、運動療法や生活指導を通じて、体力の維持・回復を目指すものです。
「動きたいけれど不安がある」という方は、まずはお気軽にご相談ください。
相談・問い合わせ:小千谷総合病院患者サポートセンター
【電話】81-1616
問い合わせ:健康・子育て応援課健康増進係
【電話】83-3640