- 発行日 :
- 自治体名 : 富山県氷見市
- 広報紙名 : 広報ひみ 令和7年6月号
富山県の降水量は、例年6月から大幅に増加する傾向があります。令和5年7月12日には、県内に初めて線状降水帯が発生し大雨となりました。また、例年初夏から秋にかけて、全国各地で台風や大雨による自然災害の被害があります。
緊急時にどのような行動をとれば良いか事前にシミュレーションを行ったり、家族間で話し合ったりすることで冷静に対応できます。
災害はいつどこで起こるか分かりません。防災意識を高め、普段からハザードマップで危険箇所などを確認し、備えることで、自分の命を自分で守りましょう。
■01 ハザードマップで危険箇所や避難経路を確認しよう
洪水・土砂災害ハザードマップでは、地域ごとに浸水想定区域や土砂災害警戒区域、避難場所などを確認できます。
ハザードマップは、基準などの変更により更新する場合があります。まずは、最新のデータによる自分の住む地域の危険性を知りましょう。
浸水想定区域や土砂災害警戒区域は、過去に洪水や土砂崩れが起きた場所や、これから起こるかもしれない場所であるので、自宅周辺や避難経路に危ない場所がないかを確認しましょう。
また、ハザードマップには、「指定緊急避難場所」と「指定避難所」が記載されています。「指定緊急避難場所」とは、災害から身を守るために一時的に避難する場所を、「指定避難所」とは住宅が崩壊した場合など、生活の場が失われた場合に宿泊滞在するための場所をいいます。自宅や勤務先の近くにある緊急避難場所を確認して避難経路を考えておきましょう。
※詳細は本紙をご覧ください。
●土砂災害の種類と前兆現象
土砂災害を発生させる現象には、前兆がみられる場合があります。次のような現象を確認した場合は、早めに避難しましょう。
○がけ崩れ
・がけにひび割れができる。
・がけから小石が落ちてくる。
・がけから水が湧き出る。
○土石流
・山鳴りや地鳴りがする。
・腐った土のにおいがする。
・雨が降り続いているのに川の水位が下がる。
○地すべり
・地面がひび割れや段差ができる。
・がけや斜面から水が噴き出す。
・樹木の傾きや根の切れる音がする。
■02 災害情報をチェックしよう
普段から災害情報を確認する習慣をつくりましょう。気象庁からの気象情報と合わせて、災害情報のお知らせツールをご活用ください。
○LINEで受信
市公式LINEを友だち登録すると、避難情報や気象警報などが届きます。受診設定で配信される情報を選択できます。
○メールで受信
緊急速報(エリアメール)や氷見市お知らせメールを活用して、避難・津波・地震情報、気象警報などの県・市からの緊急情報を入手しましょう。
○防災行政無線を聞く
各地区に設置している防災行政無線で、緊急時に避難情報などを放送します。聞き取りにくい場合は、電話で放送内容を確認できる「防災行政無線テレホンサービス」をご利用ください。
また、防災行政無線の内容は市公式LINEでもメッセージ配信されるほか、能越ケーブルネットでも配信しています。
「防災行政無線テレホンサービス」
【電話】0120-134-151
○アプリやウェブで確認
「富山防災WEB」
県内の気象情報や地震、土砂災害、道路、ライフライン情報など幅広く確認できます。
■03 災害時の非常持ち出し品を準備しよう
災害が発生したときには、電気やガス、水道、通信などのライフラインが止まってしまう可能性があります。
ライフラインが止まっても自力で生活できるよう、最低でも3日分の飲料水や非常食などを普段から準備しておくことが大切です。
●非常持ち出し品の例
○貴重品
・顔写真付きの身分証明書
・現金
・預金通帳
・印鑑
・保険証
・おくすり手帳
・障害者手帳
○医薬品
・普段飲んでいる薬
・常備薬(風邪薬、胃腸薬など)
・救急セット
○生活用品
・携帯電話(充電器を含む)
・懐中電灯
・携帯ラジオ
・予備の電池
・ポータブル蓄電池
・カイロ
○衛生用品
・マスク
・タオル
・ウェットティッシュ
・携帯用トイレ
・おむつ・生理用品
○食料品
・飲料水
・保存食(缶詰、アルファ米、お菓子など)
※賞味期限が切れていないか定期的に確認しましょう。
○衣類
・下着
・防寒着
・雨具
・軍手
・スリッパ
このほかにも自分や家族に必要なものを準備しておきましょう。
問合せ:地域防災課
【電話】74-8021