くらし 令和7年度予算「笑顔いっぱい幸せいっぱい光り輝く滑川」の実現を目指して

●一般会計予算147億9,302万円  全会計総額250億4,707万円
令和7年度の一般会計予算は147億9,302万円で、前年度比6.7%(9億2,423万円)増、国民健康保険事業や水道事業などの特別・企業会計予算の総額は102億5,405万円で、前年度比1.9%(1億9,729万円)減となりました。
また、一般会計、特別・企業会計を合わせた予算総額は250億4,707万円で、前年度比3.0%(7億2,694万円)増となっています。
社会保障関係経費の増加が見込まれる中、扶助費を中心とした義務的経費を確保するとともに、時代の先を見据え、将来ビジョンを描き、時代に応じて変化していく必要があることから、第5次滑川市総合計画の基本構想において定めた、まちづくりの基本理念「市民起点、市民共創」に沿い将来ビジョン「笑顔いっぱい幸せいっぱい光り輝く滑川」の実現を目指し、各種政策を推進するための積極型予算として編成しました。

●会計別予算額

○一般会計
市税収入を主な財源に、福祉、保健衛生、土木、教育、消防など市の仕事の大部分をまかなう会計
○特別会計
特定の事業を行う場合や特定の収入を特定の支出に充てる場合、一般会計とは別にその経理を明らかにするために設けられた会計
○企業会計
民間企業と同じように、事業によって得た収入で支出をまかなう独立採算を原則とする事業について設けられた会計

●歳入

経済対策を通じた個人消費や、経済活動が緩やかに回復しつつあること、民間の設備投資が堅調なことなどから、市税全体で前年度比8.6%の増としました。また、地方交付税については、引き続き、政府の「こども・子育て支援加速化プラン」に伴う負担や公共施設での光熱費などの増加を考慮するとともに、新たに、給与改定に伴う人件費の増加への対応などから、前年度比12.1%の増としました。歳入全体として、国県補助金等を積極的に活用するとともに、公共施設などの利用者負担の見直し、交付税措置のある有利な起債の活用や各種基金の取り崩しなどにより、財源の確保に努めました。

▽市税
市民の皆さんや法人が市に納める税金で、市民税、固定資産税、軽自動車税、市たばこ税を総称したもの
▽国・県支出金
いろいろな事業に対する国・県からの補助金、交付金など
▽地方交付税
全国の市町村が等しく事務を行えるよう、一定の基準により国から交付されるお金
▽繰入金
各基金から一般会計に繰り入れるお金
▽地方譲与税等
国税として徴収された特定の税収を、一定の基準により市町村に譲与される税金や各種交付金など

●歳出

多様な人がチャレンジし、共創・イノベーションを起こしながら、笑顔いっぱいのまちに繋げていくための「笑顔いっぱい枠」市民が健康に暮らし、新しいつながりを広げて幸せいっぱいのまちに繋げるための「幸せいっぱい枠」光り輝く次世代に向け人材を育成し、市の魅力を継承していくための「光り輝く枠」の3つの「すべらない」新規重点枠を設けて、財源の重点的・効率的な配分に努めました。また、公共施設や道路、橋梁、公園などのインフラの老朽化が進む中、市民サービスの低下につながる事象への対処や長寿命化に必要な整備、機能廃止した施設の解体などの先送りにできない課題に対して、積極的な投資を行うこととしています。

▽民生費
高齢者、障がい者、児童の福祉や生活保護など
▽総務費
管理、企画や選挙、戸籍・住民票事務など
▽土木費
道路、公園、市営住宅などの建設や管理
▽教育費
小・中学校の運営や文化・スポーツの振興など
▽衛生費
ごみ処理や環境保全、市民の健康増進など
▽商工費
商業や工業、観光の振興など
▽公債費
借り入れた市債の元金・利子などの償還
▽農林水産業費
農業や林業、水産業の振興など
▽消防費
消防、救急活動など
▽扶助費
社会福祉制度の一環として、児童・高齢者・障がい者・生活困窮者などの支援に必要な経費
▽人件費
職員の給与や議員への報酬などの経費
▽物件費
委託料、光熱水費、消耗品費などの経費
▽補助費等
負担金、補助金などの経費
▽普通建設事業費
道路や公園、学校など公共施設を整備するための経費
▽繰出金
一般会計から特別会計へ繰り出される負担金などの経費