くらし 市長のよもやま話Vol.39茶谷義隆

■幸せなのは…
一覧については本紙をご参照ください
松山千春さんの「幸せ」の歌詞の冒頭です。震災を経験した私たちだからこそ、普段の平凡な暮らしが幸せと感じるのではないかと思います。
仮設住宅で生活をされている人、今後の生活に不安を感じている人も多いと思います。市役所への相談のほか、専門家を招いた相談会やセミナーなども開催していますので、参加していただき少しでも不安を解消していただけたらと思います。引き続き、着実な復旧と市民の皆さんが夢や希望を持つことができる復興を実現していきます。
5月、昨年中止を余儀なくされた青柏祭(でか山)、今年は通常開催されることとなりました。市内のにぎわいを取り戻し、市民にとっても復興の大きな一歩となることと思います。まだ全ての旅館や民宿が再開できていない状況のため、例年どおりの多くの観光客を呼び込むことは難しいと思いますが、市民の皆さんをはじめ、ボランティアや事業者など、ご支援いただいている多くの皆さまに感動と元気を与える祭りになると思います。この後にも「向田の火祭」、「石崎奉燈祭」、「お熊甲祭」などの祭りが続きますが、祭りができることへの有り難さを感じられることと思います。
能登演劇堂では、3月に能登半島地震復興祈念公演「まつとおね」の公演があり、舞台から多くの人々に感動を与えることができました。5月30日からは「無名塾」仲代達矢さんの公演「肝っ玉おっ母と子供たち」がスタートします。市内で演劇を鑑賞できることも、七尾に住んでいて良かったと感じていただける幸せの一つだと思います。