子育て 義務教育学校「橋立海青学園」開校(1)

■校訓について
自主、共生、創造の校訓のもと「自分で考え動く共に生み出すそして社会を変える」そんな子ども達の育成を目指します。

■海青学園の名前の由来について
学校から見える海を見た生徒たちが「キラキラしてきれいだな」とつぶやいたことが由来となりこの名前がつきました。地域から愛される橋立の海の青さを表現した学園名となっています。

■「橋立海青学園」はどんな学校なのか?
小塩町にある「橋立海青学園」は、海近くの丘の上に校舎を構え、校内は木の温もりが感じられ、落ち着いて過ごせる校舎となっています。ひとたび校舎の外に出れば、豊かな自然と共に、のびのび学習できる環境があり、教室では味わえない学びに溢れた学校です。
特色の1つとして、前後期制を取り入れており、前期課程の1年〜6年で小学校の学習内容、後期課程の7年〜9年で中学校の学習内容を学びます。

■義務教育学校とは?
小学校から中学校までの9年間の義務教育を1人の校長のもと1つの組織で一貫して行う学校です。

■橋立小中学校が義務教育学校となり教育内容も充実して再出発します
▽新校長の声
橋立海青学園 中川昇一さん
本校は、「繋がり」を大切にしています。橋立地区だけでなく、市内全域から通える学校として、さまざまな繋がりを大切にし、子ども達が通いたくなる、地域の人や保護者が通わせたくなる、教員が働きたくなるような学校を目指してまいります。生徒たち自ら考え行動し、多様な価値観を受け入れ、他を思いやり、共に未来を創る児童生徒の育成を目標に掲げています。学校の主役である子どもたちが、いきいきと活躍でき、健やかに成長できるよう、教員一同全力を尽くし教育を進めてまいります。

■9年間のカリキュラム

▽特色01 4・3・2制〔社会性やリーダーシップが育つ〕
9年間を3つのグループに分ける4・3・2制を取り、行事などさまざまな機会でグループごとに活動します。異学年交流が活発化して、これまでより多くの役割を経験します。

▽特色02 コース制
〔とことん探究して好奇心を育む〕
5~7年生の「総合的な学習の時間」は3学年合同で行い、3つのコースを用意します。
コースに沿って自分でテーマを決め、3年間じっくり活動に取り組みます。

〔興味で選べる3つのコース〕
テーマ例:あくまで例です。毎年子どもたちと考えます。
1 ロボット開発、ドローン、映像制作
2 新しい祭りの創造、食文化の研究
3 職業体験、調査and発表、資格取得

▽特色03 社会課題解決〔学びと社会の繋がりを実感〕
これまでの積み重ねを元に社会課題に目を向け、夢や想いの実現に繋がる創造的な活動を行います。
そして1人ひとりの9年間の学びを締めくくります。

■開校までの経緯
地域に寄り添った学園を目指し、生徒たちはもちろん保護者や地域住民、市教育委員会が一同に集まり、開校準備委員会を立ち上げました。子どもたちの関心や興味が湧くような教育課程や独自性を発揮し、特色があり魅力的な教育を創ることを目指し、何度も検討会を重ね意見を出し合いました。

■地域の人、保護者の声
▽橋立地区公民館長 吉野裕之さん
学園がより魅力的になって、子どもたちが活躍できるようになり、それに伴って地域も活性化できたらいいなと思います。海青学園は、「みんなの学校」です。子どもたちや保護者、先生方や地域の住民たちも「みんなの一人」です。開校という節目と出会いを大切にして、新しい学校をみんなで盛り上げていきましょう。

▽シンガーソングライター 天道清貴さん
ご縁があって、この自然豊かな学校でのびのびと元気溢れる子どもたちと出会いました。音楽の授業、手話、マラソンと交流してきました。そのつながりから今回、橋立海青学園の開校式イベントに参加させていただきました。「今持っている大きなエネルギーをそのまま持ち続け、青い海のように輝いて生きてほしい」そんな願いを込めて、歌をプレゼントしました。

▽前小学校PTA会長 氣屋村豊さん
より良い学校にしていくため、これまで何度も検討会を開き、生徒や先生、地域の想いを尊重しながら、無事開校を迎えることができました。卒業し離れても、この橋立で過ごした時間や、思い出、景色を忘れることなく、いつまでも「戻れる場所」として子どもたちの心に残っていってほしいと思います。