- 発行日 :
- 自治体名 : 石川県津幡町
- 広報紙名 : 広報つばた 2025年3月号
■メキシカン・アメリカンのダニエラとLet’sピニャータ
氏名:ダニエラ・ルイス Daniela Ruiz
誕生日:2001年2月15日
出身:アメリカ カリフォルニア州
趣味:ビデオゲーム、アニメ・映画鑑賞
【E-mail】[email protected](エル)g.jp
つばた空港執筆者(町CIR・ALT)製作!つばたイングリッシュチャンネル
■A Snowy Winter
私がカリフォルニアで住んでいたところは周りの地域より少し寒かったので、寒い天気に慣れていると思っています。朝、目が覚めて、車の窓についている霜を見て、「今朝の霜見た!?」と大事件かのように友達と語りました。でもそれ以上のことはなく、雪などは絶対に降りませんでした。めったに服の上にジャケットを重ねないし、マフラーを巻いたり、手袋をはめたりすると暑くなりすぎることもあります。ほとんどの家には暖房がついてなくて、ストーブが個々の部屋に置かれているだけです。本物の冬がある場所に引っ越してから、びっくりさせられたことがいろいろありました。雪すかしに比べれば、霜がついた車はたいしたことではないとすぐ分かりました。
季節に関して最も驚いたことの一つは、カリフォルニアの建物がいかにその天気にあわせて建てられたかということです。例えば、多くの学校は「インサイドアウト」と言って、教室や食堂、体育館に行くには校内の廊下ではなくて、外を通る必要があります。そういうデザインがカリフォルニアの気候にピッタリです。乾燥し、暑くて雨がほとんど降りませんし、干ばつは珍しくありません。真冬でも、ビーチでサーフィンをしているか、砂の上でくつろいでいる人を見かけます。今年、津幡で経験している冬は、カリフォルニアでの冬とは対照的です。カリフォルニアで雪を見に行くことは実に一大イベントで、どういう意味かというと、雪がある場所に行くことを「雪参り」というほど私たちにとっては珍しいものです。毎年雪を直に経験している皆さんにはきっと興味深い概念でしょう。
四季のある場所に住むことの思いがけない喜びの一つは季節的な食べ物。アメリカでは時期外れの果物と野菜は輸入されていて、年中見つけることができます。何がどの季節に育てられたか、ここに来るまで一度も考えたことがありませんでした。でも今は、季節ごとの旬のフルーツを楽しみにしています。特に来秋の柿。旬が終わったばかりと分かっていますが、本当に美味しくて、また食べられる日が待ち遠しいです!いつでも食べ物を買えることの便利さとは違いますが、前より季節の移り変わりを味わっています。
本物の冬がある場所に生活することで、カリフォルニアにいるときには気付かなかった変化を受け入れることができるようになりました。日本の季節はとても鮮明で、時間の流れと各季節の美しさを意識するようになりました。変化を楽しめるようになり、初雪から春の花芽までの移ろいに期待が高まります。移り変わる季節は最初は不慣れでとまどいますが、同時にエキサイティングな経験をもたらしてくれることを思い出させてくれます。