スポーツ 津幡町合併70周年記念事業 令和7年春巡業大相撲津幡場所

■地元力士がふるさと津幡に凱旋
55年ぶりとなる「大相撲津幡場所」が、4月7日に津幡運動公園体育館で開催されました。
津幡町出身の大関大の里、十両欧勝海、三段目濱田をはじめ、石川県出身の遠藤関や輝関、そして横綱豊昇龍、大関琴櫻らを含む約120人の力士が参加しました。
この日を待ちわびた人々で会場は早朝から長蛇の列。受付で取組表や記念うちわなどを受け取り、続々と会場に入ります。
取組前には、津幡町少年相撲教室生やOBが郷土力士らに稽古をつけてもらう「わんぱく相撲」が行われました。
幕下の取組後には、地方巡業ならではの催し物が行われました。欧勝海関による大銀杏の髪結実演からはじまり、力士5、6人が輪になって1人ずつ歌う力士特有の七五調の歌「相撲甚句(すもうじんく)」、相撲の型や禁じ手などをコミカルな動きで紹介する「初切(しょっきり)」、相撲の開催を知らせる「櫓太鼓(やぐらだいこ)」の打分が披露されました。
その後、華やかな化粧まわしを締めた十両、幕内、横綱の土俵入りが始まると、会場の熱気は最高潮に。特に大の里関、欧勝海関が登場した瞬間は大歓声があがり、うちわや応援幕、タオルなどがあちこちで掲げられました。
合間には力士がサインや握手に応じる一幕もあり、人気力士と触れ合うことができる、相撲尽くしの一日となりました。

■地元力士のインタビュー
大の里関、欧勝海関、濱田の3力士から、津幡町に帰ってきた感想や町民へのメッセージなどをお聞きしました。

▽大の里関
「大の里!」より「だいちゃん!※」と言われるほうが多いので、帰ってきたという感じがする。先場所優勝して、巡業で大関として津幡町に帰ってこれたことは本当に嬉しく思いますし、また来場所しっかり頑張ります。
※本名の中村泰輝(だいき)にちなんだもの

▽欧勝海関
地元の巡業に参加できて本当に嬉しく思います。津幡町出身の2人目の関取として、今後いい結果を報告できるように頑張っていきます。

▽濱田
今までに受けたことのないほどの声援を受けて、また頑張ろうと思いました。次は、もっと上の番付で帰ってきたいので頑張ります。