健康 敦賀市医師会 ドクターズコラム

■胃がん・大腸がん検診を受けましょう!
みなさん、がん検診はもう受けられましたか?日本において死因の第1位は悪性腫瘍(がん)ですが、その中でも胃がん・大腸がんと診断された数は悪性腫瘍全体の中で胃がんが第3位、大腸がんが第1位となっています。胃がんはやや減少傾向ですが、死亡数では大腸がんが女性で第1位、男性で第2位と増加傾向になっていることは大きな問題です。
胃がん検診(胃カメラまたは胃透視)や大腸がん検診(便潜血検査)は、早期発見・早期治療に大きな効果があり、死亡率を下げることが分かっています。近年では、胃がんや大腸がんといった消化器がんの内視鏡治療が発達しており、早期であれば開腹せずに治療することも可能です。
しかし検診の受診率は50%未満と低く、まだまだ不十分な状況です。以前と比べ40代~50代での発症も増加しておりますので、自分や家族の健康を守るために、定期的な検診をぜひ受けてください。(参照:国立がん研究センター がん情報サービス)
医療法人川上医院 医院長 川上 巧(かわかみ たくみ)