くらし 安全・安心な、水道を次世代に… vol.5

~水道料金の改定などについて審議会から答申を受けました~
市では、安全で安心な水道を次の世代に確実に引き継いでいくため、水道料金の改定について検討を進めています。このたび、各地区の使用者や識見者で組織される上下水道事業審議会(延べ57人の審議会委員)から3年間の審議による答申を受けましたので、主な内容をお知らせします。

1 水道料金改定の必要性
現行の料金水準のままでは収入減少が続き、令和9年度には資金残高が枯渇する見通しです。経費縮減努力のみでは事業運営の改善が困難な経営状況であり、将来にわたり安定した水道事業の運営を継続するため、料金改定が必要と判断されました。

2 令和14年度に8地区の料金を統一
前回の改定では、ダムの受水の有無によって2つの料金体系としました。現在は北杜市水道事業として認可を受けた一つの事業であり、公営企業法適用後の一事業一会計の状況下にあっては、水源の違いにより料金に格差を設ける合理性はなく、料金統一により負担の公平性を確保すべきと判断されました。

下水道使用料の改定は、検討が先送りされました。

3 料金改定率25.3%(平均)
市民生活への影響などを考慮し、平均改定率25.3%の値上げの改定が妥当であると判断されました。

4 改定方法(段階的な引上げ)
改定後の水道料金が短い期間で急激な負担とならないよう、全地区とも一律に6年間で段階的に改定すべきと判断されました。

5 改定時期
令和8年4月1日からの改定が妥当と判断されましたが、今後、適切な周知期間の設定と改定時期について検討が必要と判断されました。

《参考》3人暮らしの2ヵ月分の料金(税抜き)口径13mm・2ヵ月で40立方メートル使用した場合
平均的な家庭の水道料金はこうなります。
[現行料金]

[答申での新料金(案)]

※6地区:明野・須玉・高根・長坂・大泉・小淵沢地区、2地区:白州・武川地区
※答申には8地区において、6年間で、毎年おおよそ均等な値上げ幅で段階的に引き上げを行う経過措置が盛り込まれています。

■これからについて
このたびの答申を踏まえながら、水道料金の改定を慎重に検討していきます。
市では水道料金改定に向けた市の方針について市民説明会を開催するほか、パブリックコメント(P9)を募集します。
また、審議過程などを市ホームページに掲載していますので、ご覧ください。

問合せ:上下水道総務課
【電話】42-1342
【FAX】42-1444