健康 ほくとの健康

■第6回　お口の健康で、豊かな人生を
11/8は「いい歯」の語呂合わせから、日本歯科医師会が制定した歯科保健の啓発デーです。この機会に歯と口の健康について見直してみましょう。

▼口の中の健康と全身の健康
歯を失う原因の代表的なものとして、虫歯と歯周病があります。
歯周病はさまざまな病気に関係しています。特に糖尿病との関係性が高いと言われています。糖尿病では免疫機能が低下し、歯周組織の炎症を進めてしまうことから「糖尿病の合併症」としても知られるようになっています。
そのほかにも、歯周病から心臓や腎臓、呼吸器などの病気に影響するという研究報告も出ています。
口の中の健康を保つことは、全身の健康につながっています。

▼高齢者のフレイル予防
虫歯や歯周病がきっかけで、噛んだり飲み込んだりする力が落ちてしまうと、十分に栄養が摂れなくなってしまいます。その結果、筋肉の量が減ってしまい、要介護状態につながります。
お口の中を清潔に保つとともに、口や舌の運動をすることは、健康維持のために良い習慣です。日常生活の中に積極的に取り入れてください。

▼かかりつけ歯科医をつくる
虫歯や歯周病は初期段階では自覚症状がほとんどありません。定期的な歯科健診により痛みが出る前に発見できるので、簡単な治療で済ませることができます。

▼市の歯科健康診査の活用
20・30・40・50・60・70歳(年度末年齢)の方は、山梨県歯科医師会加盟の歯科医院で歯科健診を無料で受診することができます。
希望される方は健康増進課までお申込みください。

問合せ：健康増進課
【電話】42-1335【FAX】42-1123