健康 [保健だより]こんにちは保健師です

■この時期 特に注意 お酒は楽しく適量で
4月はお花見や歓迎会のシーズン。いつもと違う雰囲気で気分が上がりついついお酒を飲みすぎてしまうことはありませんか?
お酒で体調を崩さないよう、お酒を飲む際には次のことに気を付けましょう。

(1)楽しく飲む
適量のお酒にはストレス解消や緊張を緩める作用により、人間関係やその場の雰囲気をよくする効果があります。

(2)適度に食事をとる
空腹時にお酒を飲むと胃腸の粘膜を荒らし、血中のアルコール濃度が急激に高まるので、食事を一緒に摂ることが大切です。特にたんぱく質や脂質を含んだ食べ物は胃腸の粘膜の保護やアルコールの吸収を遅らせる効果が期待できます。

(3)無理強いや一気飲みをしない

(4)薬と一緒に飲まない
お酒と一緒に飲むと薬の効果が弱まることや、逆に効きすぎることがあります。お酒を日ごろから飲んでいる方は薬を処方してもらう際に医師に相談しましょう。

(5)飲酒後の入浴や運動は避ける
飲酒後の入浴や運動は、内臓におけるアルコールの分解を妨げるので控えて下さい。

(6)適度に水を飲む
アルコールを分解する際には、水分が必要です。
また、アルコールには利尿作用があるため、脱水を起こさないよう十分な水分補給を行いましょう。

適量であれば、気分転換やリラックス効果があるといわれるアルコールですが、度を越えた飲酒は肝疾患、脳卒中、がんなど多くの疾患のリスクを高めます。長く健康的にお酒を楽しむために、飲み方への注意を忘れず適量にとどめるようにしましょう。
(保健師・丸山久美子)