くらし 野生動物の被害を防ぐために ~農地や果樹の適切な管理を~

近ごろ、住宅区域内での野生動物の目撃情報が増えています。
管理されていない農地の果樹や放置された農作物の残留物は、シカやイノシシなどの野生動物には、魅力的な食べ物に映ります。山では味わうことのできない食べ物の味を覚えた野生動物は、繰り返し集落にやってきては食べ物を探し徘徊を始めます。
また、野生動物は基本的に警戒心が強く、常に周囲の状況を気にしています。近くに隠れる場所があると、安心して餌を探すことができます。雑草や雑木などが繁茂した耕作放棄地は、野生動物の隠れ場になってしまう場合があります。
こうした「無意識の餌付け」や「隠れ場の提供」で、野生動物を引き寄せてしまう場合があるので、農地や果樹の適切な管理が必要です。収穫後の残留物や使わなくなった農作物は、早期に処分するようお願いします。また、雑草が伸びすぎないように管理をして、隠れ場所を提供しないよう、皆さんのご理解とご協力をお願いします。

■野生動物を寄せ付けないためにできること
★不要な果樹は放置しない
伐採の検討や防護柵を設置するなど適切に管理するように心がけましょう。

★残留物を放置しない
農地などに農作物の残留物の放置はせず、野生動物の餌にならないようにしましょう。

★資材やごみの整理・撤去
放置された資材やごみもまた野生動物の隠れ場所や餌場になることがあります。不要なものは早めに処分しましょう。

★雑草などの適切な管理を
雑草や雑木の繁茂を防ぎ、野生動物の隠れ場の提供をしないように心がけましょう。

問い合わせ:産業振興課 農林振興担当
【電話】22-7202