- 発行日 :
- 自治体名 : 長野県上田市
- 広報紙名 : 広報うえだ 令和7年7月号
■正しい「ごみの分別・減量」からはじめよう!
~環境にやさしい循環型社会への取り組み~
私たちが普段捨てているごみの中には、資源として再使用・再利用できるものがたくさんあります。
また、「食品ロス」を減らすことによって、環境への負荷軽減につながります。
◆プラマーク付きプラスチックごみの分別による取り組み
プラマーク付きプラスチックごみは、適切に分別することで資源として再利用できます!
◆分別で迷いがちなプラマーク付きプラスチックとは?
容器包装プラスチックのことです。商品が入っていたプラスチック容器、もしくは商品を包んでいたプラスチック(包装)を指します。
中身を出したり、使ったりすると不要になるものです。
◆主なプラマーク付きプラスチックごみ
▽緑色指定袋に入れるもの
※プラマークが付いているごみ「のみ」入れることができます
・食用油のボトル
・シャンプー・洗剤の容器
・ペットボトルのふた
・レジ袋・ビニール袋
・お菓子の袋
・レトルトパック
・納豆のパック
・フィルムカップ麺の容器
・たまごのパック
・発泡スチロール
汚れがついている場合は洗ってから入れてください。汚れがどうしても取り切れない場合は燃やせないごみ(赤色指定袋)へお出しください。
◆よくある間違い
※これらのプラスチック製品は緑色指定袋には入れないでください
▽赤色指定袋に入れるもの
・歯ブラシ
・タッパー
・チャック付き保存袋
・ハンガー
・CD類・CDケース
・プラスチックカトラリー
・ストロー
・ボールペン
・バケツ
・レジャーシート
◆自治会資源物回収などに出すもの
ペットボトル
◆電池・スプレー缶・ライターなどの危険有害ごみは資源回収の際に回収ボックスへ!
スプレー缶やライター、電池、リチウムイオン電池が内蔵されている小型家電は、通常のごみのように指定袋に入れて集積所に出すことはできません。リチウムイオン電池などの危険ごみが原因となって発生した火災事故は、全国で年間約8,500件にものぼっています。危険有害ごみを捨てる際は、自治会資源物回収またはウィークエンドリサイクルにて回収ボックスにお出しください。
火災発生防止にご協力をお願いします。
◆集められたプラマーク付きプラスチックごみ 処理の流れ
収集・運搬…ごみ収集車でごみを集めます
ごみヤード…収集したごみを一か所に集めます
破袋機…袋に入った状態のごみは袋が破かれ、ベルトコンベヤーで流れてきます
手選・磁選別…間違ったごみが入っていないか手作業で選別します
圧縮・梱包…選別したごみを圧縮します
リサイクル施設へ運ばれます
↓
パレットなどの新たな製品に
■[voice]収集ごみの処理・廃棄に携わる方の声
(株)ウェルサイクル
工場長 金井さん
羽入田さん
▽どのような分別間違いが多いですか?
ペットボトルが多いです。巻いてあるラベルには「プラ」マーク、ボトルには「ペット」マークがついています。ペットボトルは資源物として自治会資源物回収などに出してください。
▽危険物が混入していたことはありますか?
電池や缶が入っていることが多いです。スプレー缶もたまにあります。スプレー缶やリチウムイオン電池はごみ収集の際に発火する恐れがあるため、大変危険です。
▽分別をしなければならない理由は何ですか?
資源物としてリサイクルするためです。きちんと分別することで「資源」として再利用し、ごみの減量にもつながります。
▽分別する際のポイントは何ですか?
一番のポイントは「プラ」マークがあるか無いかです。「プラ」マーク付きプラスチックは再生品の原料となり再商品化されます。汚れているとリサイクルされた製品の品質が低下してしまうため、きれいに洗ってから出す必要があります。
◆食品ロスを減らす取り組み
食品ロスとは、まだ食べられるのに捨てられている食品のことです。令和4年度の日本の食品ロス量は年間約472万tで、そのうちの約半分(236万t)は家庭から出たものでした(出典:環境省)。国民一人当たりに換算すると、毎日おにぎり約一個分の食品を廃棄していることになります。
食品ロスは「もったいない」だけでなく、ごみの運搬時や処理の過程で多くのCO2を発生させてしまい、地球温暖化の原因にもつながります。
▽家計のロスもカット 家庭でできる簡単な取り組み
・買いすぎに注意!
・冷蔵庫を定期的に掃除
・食べきれる分だけ作る
◆ごみ分別アプリ「さんあ~る」をご活用ください
▽アプリでできること
・ごみ収集日程をカレンダーで確認
・ごみの出し方の検索(分別帳機能)
・資源物回収場所を地図上で確認
・市からのごみ収集などに関するお知らせ通知
◆できることからはじめよう!
日ごろからごみを減らすよう心掛けることで、環境への負荷を減らし豊かな自然を守ることにつながります。
正しいごみの分別による再資源化や、食品ロスを削減することで、環境にやさしい循環型社会につなげましょう。
問合せ:
資源循環型施設建設関連事業課【電話】71・8082
廃棄物対策課【電話】22・0666
環境政策課【電話】71・6428