- 発行日 :
- 自治体名 : 長野県須坂市
- 広報紙名 : 広報須坂 令和7年5月号
◆特定外来生物とは
人間が他の地域から持ち込んだ生物(外来生物)のうち、強い繁殖力で生態系に影響を及ぼしたり、人や農作物に被害を与える危険性のあるものを法律で指定し、飼育や栽培・保管・運搬・販売・譲渡・輸入・野外に放つことなどを禁止しています。
下記の植物は元々、河川敷などに繁殖していましたが、道路脇や水路、民家の庭先などに拡大しています。庭などで見かけた場合は、すぐに駆除しましょう。
◆市内で見かけることの多い特定外来生物(植物)
◇大群落で他の植物を駆逐 オオキンケイギク
・キク科、多年草(越冬)
・高さ:約30cm~70cm
・花期:5月~7月
・生育場所:河川敷、道路沿いなど日当たりの良い場所
直径5cm~7cmの黄色の花花びらの先がギザギザ
平たく細長い葉葉の先は丸みを帯びる
◇他の植物を覆って駆逐 アレチウリ
・ウリ科、1年草
・花期:8月~10月 9月頃から大量の種子を拡散
・生育場所:河川敷、畑地、樹園地など日当たりの良い肥沃地
直径10cm~20cmの葉茎から1枚ずつ独立した葉をつける
〔クズとの見分け方〕
クズ(在来種)は、茎から3枚1組の葉をつける
◇準絶滅危惧種のカワヂシャ(在来種)と雑種を形成 オオカワヂシャ
・高さ:30cm~1m
・花期:4月~9月
・生育場所:湿地、河川、水田、水路など日当たりの良い水辺
直径7mm~8mm程の淡紫色の花を多数つける
◆駆除方法 ~抜いて 枯らして 可燃ごみ~
(1)根から抜き取る
根や茎が残ると再生するので、根元から引き抜く
(2)密閉して枯らす
生きたままの運搬は禁止されているため、密閉し、その場で枯死させる
(3)可燃ごみに出す
可燃ごみの指定袋に入れて、ごみステーションへ出す
・抜き取るほか、種をつける前に刈り取ることで、繁殖を防ぐことができます。
ただし、残った根から再生するため、継続した実施が必要です。
・除草剤を使用する場合は、飛散防止対策の徹底を図り、周辺環境に配慮した上で、用法用量を守って使用してください。
問合せ:生活環境課
【電話】026-248-9019