文化 公民館報いな-ふるさと!発見[伊那公民館]

■神明社荒神社合殿(しんめいしゃこうじんしゃごうでん)のケヤキ
伊那市狐島(きつねじま)にある狐島神社の神明社荒神社合殿の境内(けいだい)には、大きなケヤキが7本あります。その中には樹齢が300年といわれるものもあり、いずれも樹勢がよく、枝振りと根の張りはきわめて良好で、ケヤキ本来の樹形を保っています。幹回り3メートルから5メートルのケヤキが本殿を覆い、神聖な神社の森を形成し、その雄大な姿は、訪れる人々に自然の神秘と力強さを感じさせ、心を癒(いや)してくれます。
明治初年ころまで、時々の洪水で天竜川や三峰川が氾濫(はんらん)して甚大な水難をこうむった際も、この神社の森によって荒れ狂う水を防ぐことができたと伝えられています。ケヤキの巨樹(きょじゅ)・老樹(ろうじゅ)が境内に、これだけ見事にまとまっているのは珍しいと言われています。伊那公民館では毎年一月に「新春ウォーキング」という伊那地区七つの神社を歩いてめぐる講座を開催しています。まず初めにこの神明社荒神社合殿を訪れます。
歴史に思いを馳(は)せ、一度神明社荒神社合殿に訪れてみてはいかがですか。
参考:「伊那市神社誌」「伊那市の巨樹・老樹とその保護対象」