くらし ふくしいな-すべての人々が共に助け合い暮らす 野底区社会福祉協議会 あったかご近所ネット

あったかご近所ネットは、「助けてほしい」という方と「力になりたい」という方の思いをつなぎ助け合う仕組みです。
野底区社会福祉協議会では、「区の中で助け合いが必要ではないか」という住民の方からの意見をきっかけに話し合いを重ね、令和5年度から取組みを始めました。日常生活に手助けを必要とする高齢者や身体障害者を対象に、草刈り・庭木の剪定・雪かき・見守り・声掛け・送迎を無理のない範囲で行っています。
送迎の支援をお願いしている方からは、「おかげさまで、とても助かっています」という声があります。また、それを支援する方からは、「みんなそれぞれ、いつどんなことが起こるか分からない。そんな時にあったかご近所ネットの仕組みの中でお互い様の気持ちでお手伝い出来ればと思ってやっている」という声が聞かれました。あったかご近所ネットは、住み慣れた場所で暮らし続けるために欠かせない仕組みになっています。
今後もお互い様の気持ちから助け合いの輪が広がることを願っています。

■あったかご近所ネット 隣近所の助け合いの仕組み
▽あったかご近所ネットとは?
生活スタイルの変化や高齢化が進む中で、既存の福祉制度や事業所のサービスの対象とならない生活上の困りごとを解決することが困難になってきています。
あったかご近所ネットは、日々の暮らしの中で生まれる「助けてほしい」という気持ちと「力になりたい」という思いをつなぎ、隣近所の住民同士が支えあい助け合う仕組みです。
平成25年から令和7年まで以下の7つの地区・地域社会福祉協議会が取り組んでいます。

中央区社会福祉協議会・日影地域社会福祉協議会・西町区社会福祉協議会沢支部
笠原区社会福祉協議会・上牧社会福祉協議会・上の原社会福祉協議会・野底区社会福祉協議会

▽困りごとの例
・ゴミ出し
・買い物
・ストーブの給油
・雪かき
・敷地内の草取り
・植木の剪定
・話し相手
・一人暮らしの高齢者の安否確認
・買い物や通院等の送迎 など

▽あったかご近所ネットの取り組みの効果
・生活上のちょっとした困りごとがあっても、「お互い様」の気持ちを持って隣近所で助け合うことで、高齢の方や障害のある方も住み慣れた地域で暮らし続けることができる。
・日頃から隣近所が気にかけあい、顔の見える関係作りをしていくことは、災害に強いまちづくりにもつながる。

◆上の原社会福祉協議会の取り組み紹介
活動開始:令和4年度
活動内容:草取り、草刈り、雪かき、話し相手、見守り、声掛け
困りごとのある人:7人
お手伝いできる人:12人
(令和7年3月現在)

「いつも声を掛けてくださってありがたく思っています。元気に毎日暮らしていくことができます。」
「頼まれたら何でもやる気持ちでお手伝いをしています。お互いにだんだん歳をとるし、元気で動けるうちはやりたいと思います。」

問合せ:伊那市社会福祉協議会 地域福祉係
【電話】73-2544(担当:浦山(うらやま))