- 発行日 :
- 自治体名 : 長野県中野市
- 広報紙名 : 広報なかの 2025年3月号
地域の未来を照らすみなさんを紹介します。
カフェandスイーツ らぱん
宮本哲也、芳江
みやもと・てつや、よしえ 飯山市出身。製菓の専門学校を卒業後、地元の製菓店に就職。結婚を機に中野市に移住。さまざまな洋菓子店で経験を積み、4月4日に一本木公園内のトレーラーハウスでパンケーキが楽しめるカフェをオープンする。
■家族の“ワクワクスポット”になりたい
「志したきっかけは単純で、子どもの頃に姉とお菓子を作ったり、テレビ番組でケーキを作る様子を見て、なんて楽しそうで人を喜ばせられる仕事なんだと思いました。」
4月4日オープンの『スイーツandカフェ らぱん』を営む宮本さんご夫婦。夫の哲也さんはさまざまな洋菓子店でパティシエとして経験を積んできた。
「いつか自分のお店を持ち、おいしくてワクワクするスイーツで笑顔を広げたい。」
一本木公園内のトレーラーハウスでその夢を形にする。店名『らぱん』は、地元の方に愛されるお店になるようにと中野市と縁のある『ウサギ』を意味するフランス語に。ロゴマークのウサギの親子は、娘さんのイラストを元に家族で楽しむお店をイメージして芳江さんがデザイン。
「小さなお店だからこそお客様との距離を大切に、この『らぱん』を一緒に育てていきたい。おいしくてワクワクするスイーツをお届けし続けたいです。」
そんな思いで、地元の新鮮なフルーツを使ったパンケーキや焼き菓子などを提供しつつ『らぱん』をきっかけに一本木公園の魅力をもっと多くの方に知ってもらうため、店内だけでなくテラスや園内のベンチでも楽しめるようにテイクアウト利用も想定。
「スイーツを手に家族で園内を散歩したり、遊具で遊んだり。四季折々の風を感じながら、心豊かなおやつタイムを過ごしてほしい。もちろん、おうちでゆっくり楽しむのも、お友達とワイワイ集まるときのお供にも選んでいただけたらうれしいです。」
オープン時に提供するメニューは、厳しい家族審査を通過したものだと笑う哲也さん。
「大人も子どもも、年代や性別関係なくみんなにおいしく食べてほしい、楽しんでほしい。そんな気持ちで日々スイーツ作りと向き合っています。」
今後はリクエストに応えつつ新しいメニューを考案し、人気のあった商品は定番化していく予定。いくつかの案から来店した方が食べてみたいと思う商品に投票し、得票数の多いものを実際にメニュー化するという企画も検討中とのこと。
「また来たいと思ってもらえるようなお店を目指します。何げない家族のおやつタイムが笑顔溢れる素敵な時間になりますように。おいしいスイーツと共に笑顔いっぱいでお待ちしております!」