くらし 市民病院通信

■妊娠・出産の動向
女性の就業、男性の育児休業の取得、保育サービスの充実など時代の変化とともに妊婦を取り巻く環境は大きく変化しています。コロナ禍を経てコミュニケーションが苦手という方もいます。ひとりで悩まず、周りの方々にも協力してもらいながら妊娠期を過ごし、出産、育児にスムーズに移行できるといいですね。

◇出生数の変化
日本では1973年には209万人だった出生数が徐々に減少し、2024年には70万人を下回ると推計されています。東御市では2009年に280人だった出生数が、2023年は154人でした。

◇出産年齢
2023年の日本の平均初産年齢は31.0歳となっています。1975年は25.7歳ですので妊婦の高齢化がすすんでいます。40代で第2子、第3子の出産も増えています。

◇出産場所
周産期医療の現場では集約化が進んでおり、徐々に医療機関が分娩の取り扱いを休止する傾向にあります。厚生労働省のサイト「出産なび」によると現在上小地域では3件の医療機関が分娩を取り扱っています。

◇切れ目のない支援
東御市の子育て支援ポータルサイト「すくすくぽけっと」によると、妊娠・出産・育児からこどもの成長にあわせた切れ目のない公的支援が受けられます。医療機関で妊娠と診断され、母子手帳の交付を受け、妊婦健診の助成、妊婦訪問を経て出産の準備を進めていきます。困ったことがあれば相談もできます。出産後も支援は続きます。

◇生殖補助医療の進歩
不妊症の治療を希望する夫婦の割合は増加しており、体外受精などの高度な治療を受け妊娠成立するケースが増えています。加齢による妊よう性(妊娠するために必要な能力)の低下が原因になることもあるので、将来妊娠を希望する場合は、自分のライフサイクルの中の妊娠について計画することも大切です。

参考:厚生労働省白書、東御市保健衛生統計、厚生労働省「出産なび」、東御市「すくすくぽけっと」

問い合わせ先:助産所とうみ
【電話】62-0168