- 発行日 :
- 自治体名 : 長野県東御市
- 広報紙名 : 市報とうみ 2025年3月号
空き家に関する悩みや課題を抱えている方々にとって、相談は解決の第一歩です。「空き家に関してどこに相談したら良いのだろう…」「そもそも何から相談すれば良いのか分からない」なんて方も多いのではないでしょうか。
今回は空き家の『早期相談のメリット』についてお話します。
・地域おこし協力隊
空き家担当
吉井 七重
空き家対策に携わって3年目。
空き家バンクの管理や空き家対策について地域へ説明しています。
■2040年空き家問題
人口減少が進み、住宅需要の低下により全住宅における空き家の割合は年々増加しています。このままだと2040年には空き家率が40%を超えると言われており、15年後には「となりは空き家」があたりまえに。
資産価値としても下がる一方で、解体するにもお金がかかる。
また、「荷物が残っている」「思い出が残っている」「相続でもめている」などいろんな理由で空き家を処分できない、そうした問題も含めて早めに解決してしまったほうが経済的な負担も減り、のちのち苦労することもなくなります。
■誰かが話を切り出さなければ空き家は問題化していく
まずしなければならないのは、空き家をどうするか、また我が家の“終活”について家族で話し合うことです。ここを先延ばしにしていると、活用方法も管理方法も決められず、空き家はどんどん劣化していき、“富動産”であったはずの物件も“負動産”になってしまいます。話し合いをしないまま、所有者や相続人の誰かが判断能力を失ってしまったら空き家の活用はますます困難になります。
話し合いに遅すぎることはあっても、早すぎることはありません。ぜひ自分から話を切り出してみてください。
■積極的に相談しよう!
本人が切り出さない限り、「空き家で困っている」ことは周りの人にはわかりません。
ひとりで悩まず自分から積極的に相談していきましょう。
東御市では、司法書士など専門家にも無料で相談できる空き家相談会を開催しています。相談内容は、売却や賃貸、税務相談、相続問題、農地のことなど、様々な内容について相談できますので、ぜひご活用ください。
問い合わせ先:移住定住・シティプロモーション係
【電話】64-5893