- 発行日 :
- 自治体名 : 長野県東御市
- 広報紙名 : 市報とうみ 2025年6月号
■地域計画とは…
~策定の経緯~
地域計画は、10年後の地域の農業をどのようにしていくのか、農地をどのように守り、次の世代につないでいくかを農業者や関係機関等の話し合いにより、目指すべき将来の農地利用の姿を明らかにする計画です。
また、地域計画に併せて将来の農地利用について、一筆ごとに10年後の予定耕作者を記入した目標地図を作成します。
地域計画は、高齢化や人口減少が進み、農業者の減少や耕作放棄地の拡大が問題となっていることから、令和5年4月に国が農業経営基盤強化促進法の一部を改正し、令和7年3月末までに「人・農地プラン」に代わる「地域計画」を策定するよう法定化したものです。
地域計画の策定により、農地の保全・活用による耕作放棄地の発生防止、農業の将来の在り方や農地利用を明確化することによる市の地域農業の発展を目指します。
エリアを田中・滋野・祢津・和・北御牧の5地区に分け、令和7年3月に地域計画・目標地図を策定しました。
■地域計画の取りまとめについて
~協議の場の開催~
地域計画の策定にあたり、市内の認定農業者を中心とした担い手農家を対象に、令和6年3月から7月にかけて、農地の利用意向調査を実施しました。
また、令和6年10月からは各地区で2回協議の場を開催し、農地の耕作者や地権者、農業委員等が参加し、農業の将来の在り方や目標地図について話し合いました。
■今後の地域計画について
地域計画は、10年後の市の農業の将来像であり、農地の保全、地域農業の発展にとって重要な計画です。地域計画に基づき、農地の利用を進めるとともに、毎年計画の見直しを実施することで、地域の実情に即した計画となるよう更新していきます。今後も協議の場を開催し、農地の耕作者や地権者の皆さまの農地利用や農業経営についてのご意見をお聞きしながら、具体的な計画を策定していきます。
また、地域計画内の農地を農振除外・農地転用する場合は、地域計画の変更が必要になります。変更には、申請から公告まで時間がかかりますので事前にご相談ください。
なお、令和6年度に策定した地域計画の詳細は、市のHPに掲載しておりますのでご覧ください。
◇地域計画策定フロー図
問い合わせ先:農林課 農政係
【電話】64-0535