その他 アイラブ小海 私のひとりごと(238)

松原 岸由香里

はじめまして、二〇二四年の七月に松原に移住して九か月がすぎました。
実は小海町とのご縁は四十年以上前、私がまだ小学生だった頃からで、町にもみなさんにもずっと昔からたくさんお世話になっているのです。
家族で車で移動して来ることが多かったですが、電車で小海を訪れる時には小諸駅で小海線に乗り換え、沿線からの景色やこじんまりと可愛らしい無人駅に見とれながら、小海駅までを数えていました。
小海駅のアルルで家族が食材を買い込むときに、おやつをねだり、本やおもちゃ、持ち忘れた衣類も買ってもらったのを覚えています。
ヤツドキ(シャトレーゼ)がプールとテニスコートだった頃、テニスを楽しんで汗をかきプールに飛び込むと、真夏なのに冷たい山の水に震え、水泳が得意な私でも体が冷えて泳げなくなったこともありました。
八峰の湯が出来上がる前は、広大な駐車場に寝転がって満天の星空を見上げていました。学校で配られた星座早見盤が役に立たないほどのたくさんの星に圧倒されていました。アスレチックも今の三倍以上の広さとたくさんの遊具があったので高原を一日中、走り回っていました。
そんなおてんばな子どもでしたので、ケガをしたり体調を崩すこともあって、今の小海分院の前の赤十字病院にもお世話になりました。
今は念願のお菓子屋さん「雪花菜野」をしています、「おからの」と読みます。
「小海の小山豆腐」さんの「おから」を使って、八ヶ岳の森の中で焼き菓子を作っています。廃棄されがちなおからですが、美味しく楽しく食べられるおやつを考えることを楽しんでいけたらと思っています。
山歩きもスポーツも大好きなので、豊かな自然に囲まれて心地よく暮らせることが何より嬉しい毎日です。これからもどうぞよろしくお願いします。