- 発行日 :
- 自治体名 : 長野県小海町
- 広報紙名 : 小海町公民館報 第562号
小海高校 理科(物理・化学) 成田明
今年度から小海高校に赴任している成田明と申します。今年度は理科(物理・化学)と教務係を担当しております。出身は上信越国立公園内、四阿山・根子岳の麓です。自然に育てられたせいか、登山やウィンタースポーツ、キャンプなど「地球で遊ぶ」時間が何よりの充電です。小海の豊かな自然とのびのび学べる環境に魅力を感じ、ここで生徒と一緒に豊かな自然を味わい直したいと思っています。
職場は標高896mもあるので、下界が酷暑に苦しむ今夏においても朝は涼しく、クーラーが未だ「もうすぐ」な実験室でもなんとか自然の空調で耐えられています。授業ではなるべく直接観察することを大切にしたいと思いつつ、少人数と実験室の自由度とを活かせるよう試行錯誤中です。やってみると実験は教科書通りにいかないことの方が多いですが、それがまた面白く、危険でない限り失敗も貴重なデータと考えながらじっくり学んでいます。私たちが生きているリアルな自然に触れながら、時にはその雄大さに、時には細部に至る緻密さに驚嘆する、そういう楽しみを共有したいと願っています。
生徒の皆さんは授業にも一生懸命取り組んでおり、すれ違えば気持ちのよい挨拶を返してくれます。生徒たちの元気を吸い取りながら、共に成長していけることを楽しみにしています。地域のみなさまからも学びを頂き、地元にある資源と教材をこれから活用していけたら嬉しいです。今後ともよろしくお願いいたします。
