- 発行日 :
- 自治体名 : 長野県長和町
- 広報紙名 : 広報ながわ 令和7年2月号
■災害時に備えて食料備蓄を!
災害時には、1週間以上ガス・水道・電気などのライフラインが使えない、災害支援物資が3日以上到着しない、スーパーマーケットやコンビニ等で食品が手に入らないなどの状況が想定されます。
このため、災害に備えて最低3日分以上~1週間分×人数分の食品の家庭備蓄をしましょう。
ハザードマップ等もあわせて確認し、状況に応じて2週間分など多めに備えることも大切です。
◇家庭備蓄の例
※高齢者や子ども、食物アレルギーがある等配慮が必要な場合、それぞれに合わせた備蓄をしましょう。
・飲料水 1人1日およそ3L(飲料水×調理用水)
主食:お米、パックごはん、乾麺、カップ麺、乾パン
主菜:缶詰、レトルト食品、高野豆腐
・カセットコンロ、ガスボンベ(1人1週間あたり約6本)、ポリ袋、ラップなど
副菜・その他:日持ちする野菜(ジャガイモ、玉ねぎ)、漬物、野菜ジュース、乾物、ドライフルーツ、お菓子・嗜好品、即席スープ・味噌汁、調味料
■ローリングストック
ローリングストックとは、普段から食品を少し多めに買い置きしておき、賞味期限を考えて古いものから消費して、消費した分を買い足していくことで、常に一定の食料を家に備蓄していく方法のことです。
非常食と日常食品の両方があるとよいでしょう。
■パッククッキング
ライフラインが使えなくなったとき、ポリ袋と鍋、カセットコンロを使って調理することで災害時でも温かい物を食べることができます。少ない水の量でたくさんの調理が可能です。(水は繰り返し使用可能)
個別調理であるため、食物アレルギーのある方にもおすすめです。
◇パッククッキングに必要なもの
・カセットコンロ
・ガスボンベ
・水
・鍋
・金ザル又はお皿
・ポリ袋(ポリエチレン製・半透明、耐熱温度130℃以上のものが望ましい)
◇あると便利なもの
・牛乳パック(切り開いてまな板に、切って器に)
・トング(取り出し時)
・キッチンバサミ
■作ってみよう!
◇ポリ袋ごはん
[材料](1人分ごはん約180g)
・米⋯80g
・水⋯100cc(米の約1.3倍)
(全粥の場合)
・米⋯40g
・水⋯200cc
[作り方]
(1)ポリ袋に米と水を入れて、中の空気を抜いてねじり、口の上の方を縛る。30分放置する。
(2)鍋に湯を沸かし、沸騰している中に(1)を入れる。ごはんは20分加熱し、加熱後10分ほどそのまま放置する。全粥は約60分加熱する。
※水に余裕がある場合は、袋の中で洗米して水を捨てる。
◇サバ缶と高野豆腐の味噌煮
[材料](2人分)
・高野豆腐⋯小6個
・水⋯適宜(約50cc)
・サバの味噌煮缶⋯1缶
[作り方]
(1)ポリ袋に高野豆腐を入れ、水を少しずつ入れて高野豆腐に水を含ませる。
(2)(1)にサバ缶を汁ごと入れて混ぜる。ポリ袋の空気を抜いてねじり、口の上の方を縛る。
(3)沸騰した湯に(2)を入れて約20分ゆでる。
※高野豆腐は、小さめにすると出来上がりが柔らかく味もしみこみやすい。
◇パッククッキングを行うときの注意点
・袋が溶けることを防ぐため、鍋底に金ザル又は耐熱皿を入れてから、ポリ袋を入れる。
・たくさん作りたいときは袋数を増やす。
問合せ:保健福祉課健康づくり係
【電話】68・3494