- 発行日 :
- 自治体名 : 長野県長和町
- 広報紙名 : 広報ながわ 令和7年9月号
◆地区特定健診のながれ
(1)受付問診→(2)計測(身長、体重、腹囲、尿検査)→(3)血圧測定→(4)診察→(5)血液検査→(6)健診結果報告会の日程の説明→(7)心電図検査→(8)血管年齢測定(申込した方)
◆特定健診とは?
長和町の特定健診は、国保依田窪病院に委託している「町民ドック」と長野県健康づくり事業団に委託している「地区特定健診」があり、町内を2つの地区にわけて実施しています。地区特定健診は30歳から無料で受診できます。若い時期から自分の健康に関心を持ち、1年に1回は健診を受けることが大切です。今年度は新たに地区特定健診と同時に、前立腺がん検診(対象者:50歳以上の男性の方 自己負担500円)、肝炎ウイルス検査(対象者:40歳以上で、今まで検査を受けたことがない方 自己負担500円)を受診することができます。
◆健診後は結果報告会
受診された方、お一人お一人に時間を設定し、結果をお返しします。毎年、結果報告会に足を運んでくださる方は多く、保健師や管理栄養士と一緒に健診結果を振り返ります。
また、食生活改善推進協議会の方にご協力をいただきながら、減塩事業を行っています。今年度は、減塩食品の展示や減塩調味料を使用した料理の試食があります。健診を受診していただき、結果報告会に来ていただくと、減塩等食事全体を見直す機会となります。
◆小原亘顕(おはらのぶあき)先生
みなさんはじめまして。依田窪病院内科医の小原です。私は7月23日に和田地区の特定健診に参加しました。実際に町民の皆様の診察をする中で、80~90歳でもお元気な方が多いと感じました。歳を重ねても健康である秘訣に「自分の健康は自分で守る」という意識が挙げられます。病院での治療に加えて、家でできる生活の工夫をすることが健康でいられるために大切だと、健診を通じて改めて感じました。また、健診をうまく活用し、生活習慣病等の病気になる前に病気を見つけて、先手を打つ「予防」という考え方も重要です。高血圧症や脂質異常症、糖尿病などの病気は痛くもかゆくもないうちに静かに進行し、心筋梗塞や脳卒中といった形で表れる病気です。こうした病気は発症を未然に防ぐこと、発症のリスクを下げることが何よりも大切です。今まで健診を受けたことがない方は、1年に1回はぜひ健診を受けてみてはいかがでしょうか?
◆令和7年度 地区特定健診予定表
問合せ:保健福祉課健康づくり係
【電話】68・3494