くらし 村のできごと

■きれいな花を仲間と咲かそう 「人権の花」物品贈呈式
5月8日、原小学校で「人権の花」物品贈呈式があり、長野地方法務局諏訪支局や村人権擁護委員の皆さんから小学生に花の種や土、鉢などが手渡されました。人権の花運動は、昭和50年代から続く活動で、子ども達が花を育てる中で、命の大切さや思いやりの心を育むことを目的としています。人権擁護委員の北田さんは、「仲良く花を育てることを楽しんで。皆が仲良く、楽しく暮らすことが『人権』だと思う」と話されました。この日は皆で種まきも行いました。9月には「人権の花を囲む会」が行われる予定です。

■連帯力で地域を守る 原村消防団春季総合訓練
5月11日、原村消防団春季総合訓練が行われ、117名が参加しました。小池団長は「規律を学び集団で活動することで連帯感が高まる。この連帯感こそが消防団の強み」と挨拶しました。今年は新団員5名が加入、うち1名が女性です。新メンバーを迎え、団員同士の連携を深める機会となりました。写真は水防活動の訓練です。土のう作りや積み上げ方、川の流れに対する適切な配置方法を消防署員から学びました。「怪我をしない、無理のない範囲で」の方針のもと、時代に即した訓練体制を構築し、安全第一で地域の防災力向上に取り組んでいます。

■実りの秋が楽しみ 原小5年生が田植え体験
5月22日、原小学校5年生が図書館近くの田んぼで田植えを行いました。農家さんにご指導をいただいて、もち米の苗を植えます。180kgほども収穫できる予定で、秋には餅つき大会が行われます。原村保育園の皆さんも興味津々、見学に訪れ、稲や田んぼの生き物を観察していました。

■残雪のため式典のみ執り行う 第41回 八ヶ岳(阿弥陀岳)開山祭
6月1日は第41回八ヶ岳(阿弥陀岳)開山祭でした。今年度発足した原村観光局主催による初めての開山祭でしたが、直前の下見で山頂の降雪が確認されたことから、安全を考慮して舟山十字路入口で神事など式典を行いました。今シーズンの山の安全を願って、皆で『雪山賛歌』を合唱。記念の手ぬぐいも作られ、予約した参加者に手渡されました。

■全分団から12チームが参加 消防ポンプ操法記録会
6月1日、原小学校校庭で消防ポンプ操法記録会が開催されました。今年は全分団からの参加に加えて、本部女性団員の皆さんもチームを結成、合わせて12チームが「小型ポンプ」の種目に参加しました。団員やそのご家族の負担軽減のため、練習は回数を制限して行われました。団長は開催までの協力に感謝し、「質の高い練習ができた、今日までの積み重ねが成果です」と話しました。優勝は第2分団第2機関Aチームで、「きびきびとして、動きが違う」と称賛の声がありました。どのチームにも、皆から大きな拍手や声援が送られていました。

■八ヶ岳の麓に広がる 「奇跡の絶景」フラワーガーデン
八ヶ岳農業大学校の休耕地を10ヘクタールの花畑に。「八ヶ岳ガーデンプロジェクト」が始動しました。プロデューサーに、樹木医で「はままつフラワーパーク」理事長などを務める塚本こなみさん、メインデザイナーにガーデンデザイナーの吉谷桂子さんと国内有数の花のプロを招き「八ヶ岳に奇跡の絶景」を生み出します。学生・スタッフのみならず、村内から遠方の方まで230名もの皆さんがボランティアとして参加、40万株の花苗を植えました。花畑はこれで完成ではありません。同校理事長の南壮一郎さんは「農業×観光の新しい学校モデルとして、この地で持続可能な事業を確立したい」と話しました。見頃は7月下旬~8月です。