- 発行日 :
- 自治体名 : 長野県木祖村
- 広報紙名 : 広報きそ 390号(令和7年5月22日発行)
■vol.1 地域おこし協力隊の3人の活動を紹介します
◇丸山なつみ隊員
畑の計画を考えておりました際、「親戚に配る分の南蛮味噌と赤かぶ漬け」を勘定しておりました。木祖村民じみた思考が自然と湧き出でたことに喜びを感じる協力隊最終年度の春でございます。
さて、2年間の活動を踏まえ、さらに遊休農地の開墾と利用を科学的にも経験的にも深化させてさらにいいものを作りたいということは勿論、将来法人であれどのような形であれ農業を集団化させた際に女性やお年を召した方々の雇用を生み出すであろう軽作業の比率が大きい作目…例えば夏秋露地の雨除け果菜栽培を探っていくことにも力を入れていきたいですね。お米は言うまでもないですが。
自分の就農準備があるのでどこまでやれるかと不安にも思いますが、私の百姓人生において大きな区切りとなるであろう協力隊の任期終了が見えてきた今、やるべきことの優先順位とスケジュール感を意識しながら土と植物の声に耳を傾けて精進する所存であります。よろしくお願いいたします。
◇桒葉久義隊員
やることが多いのが新年度の始め。
去年と大きく違う所はやる事が昨年度からのつづきで、やってきた事が繋がってきていると実感する所です。
激動の一年が終わり報告会で述べた今後に向かって走り出している最中ですが、何せやりたい事もやるべき事も多いそんな私の今年度の抱負は、柱となる仕事の追加と拠点の確保、そして新しく村に来てもらえる仲間の確保。
木工製造の仕事は、実の所さほど多い訳ではない事業を補う様にマネージメントや設計施工の仕事を増やすように活動していきます。4月から大学で授業を受け持つ事もでき、大きな柱になるようしっかり育てて行きたいです。
今の時代にあった木工のあり方関わり方を増やしつつ、事業の柱を何本も作っていく一年にしたいと思っています。
やっぱり木祖村の春は他よりも遅く桜が咲いたのも二十日過ぎたこの頃ですが、皆様今年度もよろしくお願いいたします。
◇井上慧隊員
移住してきて1年が経ち“しみる”と教わった木祖村の冬を越すことができました。
年度末には協力隊の報告会が行われ、1年を見返すいい機会になりました。多くの出来事があったけれどあっという間だったと感じていて、それは充実した1年だったからだと思っています。
木祖村2年生になったわけですが、すこし勝手がわかってきたので今年は木祖村の四季記録に残していこうかと考えています。しかし、1年の流れは掴んだと思っているのですが、まだまだ知らないこと、見れていないこと沢山あると思います。なので、皆さんのおススメの撮影スポットやその時期にしか見れないものなどありましたら教えてください。
今までは住んでいるだけですべてが新しい経験でしたが、今年度は新しいことを探していって木祖村の魅力を紹介できる人材になっていこうと考えています。今後ともよろしくお願いいたします。