くらし 地域おこし協力隊通信 No.80

村田 千春 隊員
(観光振興)

こんにちは。地域おこし協力隊の村田です。青々とした若葉が美しく、歩くだけで癒されるような季節ですね。村内の爽やかな緑を見るだけで幸せを感じています。さて、前回の協力隊通信では私の観光振興への思いをお伝えしました。今年度は「宿泊施設の立ち上げ」に向けて、空き家探しに力を入れていきたいと思っています。できれば村に残る古民家を活用し、地域の魅力を体感できるような宿泊施設にしたいです。あわせて、施設のイメージをまとめたチラシの作成も村内の方に相談しながら進めています。このチラシを通して、「こんな宿をつくりたい」という思いをいろんな方に知って欲しいと思っています。
宿泊施設にも繋がる事として、今年度は「農業体験」と「お米作り」にも取り組んでいきます。

■「農業体験 ふらっと畑やってみ隊」
昨年までの農業体験から一歩進み、年間を通して農作業を体験できる「ふらっと畑やってみ隊」が始動しました。4月からスタートし、6月までにすでに6回の作業を実施。参加者同士の距離もぐっと縮まり、和気あいあいとした雰囲気の中で、互いに学び合いながら野菜作りを楽しんでいます。
私が構想している宿泊施設では、こうした農作業を宿泊者にも体験してほしいと考えています。今はそのための実践・準備期間。「ふらっと畑やってみ隊」では、参加者の皆さんと共に先輩の幸地隊員に教わりながら、私自身も野菜作りを学んでいます。

■「田んぼをお借りしてお米作りに挑戦」
お米作りを学ぶために、村内の休耕田をお借りしました。トラクターなどの機械作業は村内の有識者の方にお願いし、畔塗り・肥料撒き・耕運・荒起こし・代かき・田植え・植え直し・除草剤の散布……と、分からない事だらけの中、役場職員の方や地域の方々に助けていただき進めてきました。米不足が話題となる中で自ら体験してみて、お米作りの大変さや新たに始める事の難しさ等を改めて実感しました。実際にやってみたからこそ分かること、見えてくることがあります。こうして自分でお米を作る機会を得られたことに感謝しています。
私が構想している宿泊施設ではお米作りも体験してほしいと考えています。すべての工程を体験するのは難しいと思いますが、実際に体験することで大変さや食のありがたみ、村の魅力等を感じてほしいです。

今後も構想の進捗や農業体験、田んぼの様子をこの協力隊通信でお知らせしていきたいと思っています。協力隊Facebookでも発信しているので、よかったらのぞいてみてください。