くらし 令和6年度 わが村の家計簿(1)

9月定例村議会で令和6年度の決算が認定されました。第6次小川村振興計画基本構想の「住み続けたい小川村であるために」を基本に、「人が集い賑わう村づくり」を目指し、人口増対策や防災対策事業、地域要望対応などに取り組むため、一般会計32億7,100万円の予算でスタートしました。
一般会計の歳出総額は37億2,220万円と前年比5.5%、2億1,809万円の減額となりました。豪雨災害など災害復旧費(4億9,936万円)が前年度に比べ減少したことなどによるものです。昨年度に実施した主な事業は以下のとおりです。

●移住定住・地域活性化対策事業
引続き、地域おこし協力隊事業、空家活用推進・改修事業、白馬長野有料道路割引回数券事業などに取り組むとともに、村営住宅の建設をおこないました。首都圏などで移住相談会に参加するとともに、移住体験ツアーも実施しました。このほか、結婚支援事業、若者就労激励金事業、美しい村推進事業などを継続して実施しました。

●経済の活性化・農林業振興
大豆やそば・雑穀の振興事業補助や組織型営農支援事業、荒廃農地の再生等を目指した農林公社みらいへの支援、中山間地域等直接支払い事業、鳥獣被害防止対策事業、商工業の支援として小規模事業経営改善普及事業補助金や保証料補給金などを実施しました。

●健康長寿対策
国保直営歯科診療所の建設及び常勤歯科医師の確保により医療体制の充実を図りました。また、診療所派遣医師の確保や新町病院への運営費補助など医療体制維持に取組みました。保健師や管理栄養士による訪問指導や地区講座など地域保健、ヘルススクリーニングや妊産婦健診、各種予防接種など予防事業にも取り組みました。
老人福祉センター(小川の湯)のゲートボール場改修や霊柩車の更新なども実施しています。

●子ども子育て支援・学校・社会教育
にこにこ保育園の園舎屋根の塗装や子育て支援センターの運営、すこやか成長祝金などを引続き実施しました。
小・中学校の学年費補助、高等学校等通学費補助や公設学習塾運営、小学校火災報知受信機更新、中学校放送調整卓機器更新などを実施しました。また、小学校開校50周年事業にも補助をしています。
社会教育では、分館活動交付金や伝統芸能保存補助金、熟年大学など継続して実施しました。びっくらんど小川の空調設備更新を実施しました。

●消防・防災対策、生活環境
防災行政無線設備の更新、防火水槽新設、分団の運営補助など防災減災事業に取り組みました。また冬期間の交通確保のため除雪機械を更新しました。
このほか、国からの「物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金」を活用し、物価高騰対応商品券事業、生活支援給付金などの各種事業を実施しました。

●令和6年度末の村債残高は、33億3,927万円(前年度比9.2%の増)、基金保有額は35億810万円(前年度比3.9%の増)となりました。財政の健全さを示す指標では、実質赤字、連結実質赤字、将来負担比率で0,実質公債費比率が5.3%(前年度比0.8ポイントの減)となり健全な財政状況を示しています。