- 発行日 :
- 自治体名 : 長野県栄村
- 広報紙名 : 広報さかえ 令和7年1月号
栄村議会議長 上 倉 敏 夫
新年あけましておめでとうございます。
村民の皆様におかれましては、それぞれの夢や抱負を胸に、新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
常日頃より村議会の運営に関しましては、ご理解とご支援を頂いておりますことに、心より感謝とお礼を申し上げます。
さて、昨年を振りかえりますと、全国的に異常気象による自然災害が発生しています。
昨年の元旦に発生した石川県能登半島地震の被災地に、栄村とゆかりのある(株)ミスズライフの穴水工場があります。視察について検討していたところ、穴水工場から視察受け入れの承諾を得まして、視察研修を行いました。震災直後の貴重なお話を伺うことが出来ました。被災地をバスで通っただけでしたが、震災当時そのままのような場所も多く残っており、コミュニティを含め、復旧・復興までには、長い年月を要すると思いました。その翌週には、能登半島地震被災地の、穴水・志賀・能登・宝達志水・中能登の5町議会一行が村を訪れ、復興祈念館「絆」と復興住宅を視察されました。栄村の震災後の対応や復旧・復興の取組みの説明に耳を傾けていました。
また、さかえ倶楽部スキー場のオープニングセレモニーが降雪に恵まれ数年ぶりに行われました。当日はオープンを心待ちにしていた大勢のスキーヤーや村民並びに関係者が多数お集まりの中開催され、今シーズンの幕開けを祝いました。雪は村の地域経済に大きな影響をもたらすものであり、関係者と供に喜びたいと思います。
全国的に議会改革の高まりの中、議会においても、令和5年1月の全員協議会を出発点として、全員協議会・ワーキング会議、そして、『栄村議会に、幅広く多様な人材が参画することで、将来の議会がより活性化することを目的に、議員定数及び、議員報酬のあり方を中心とした議会改革に関する調査研究を行う』ことを目的に「栄村議会改革推進特別委員会」を、6月定例会において、議長を除く全議員の構成で設置しました。
調査研究の途中経過については省略しますが、12月定例会で成果として
(1)栄村議会のあり方についての方向性を再確認する。
(2)議員報酬は19期から194,500円とする。
(3)議員定数は現状の10名とする。
(4)議会活動・議員活動の見える化について、積極的な手立てを講じる
と、特別委員会・委員長報告がありました。
この報告を受けて、村長に調査報告書を提出し、その後の対応について要望しました。
(※議員報酬については、栄村特別職等報酬審議会に諮ることになります)
議会報告会など、村民の皆様のご協力に感謝いたします。
議会においては、活性化はもとより、予算の執行や、村の多様な政策について議論を深め、村民の付託に応えて参ります。
今後とも、村民各位のご支援、ご協力をお願い申し上げますと共に、村民の皆様にとりまして、最良の年となりますよう、心からご祈念申し上げまして、新年のごあいさつといたします。
令和7年 元旦