くらし [新]地域おこし協力隊員を紹介します

4月1日から地域おこし協力隊として秋山地区で活動することになりました、兜森陽平(かぶともりようへい)です。
東京の渋谷区で生まれ育ち、美術学校を出て服飾の道から蕎麦屋修行に入り、2022年の秋から秋山地区に移り住み旅館業や除雪隊などに携わってまいりました。
十数年前の夏、志賀高原でアルバイトをしていたとき、地図上で見た秋山郷の文字に惹かれて初めて訪れ、悠久の時に削られた鳥甲山の雄大な姿やそのふもとにひっそり佇む集落、山々に囲まれ光の届かぬ夜空の明るいこと、とにかく印象的な旅になりました。
以来何度も訪れ、鈴木牧之の紀行文や平家の伝説、またぎの紡いできたもの、僻遠の地であるがゆえ発展した暮らしの智恵や技術など、玄人好みの匂いのする秋山郷が大好きです。修行のかたわら全国を旅しましたが、これほど蕎麦屋の似合う場所はない、店を開くならばここだと確信いたしました。
協力隊としては起業に向けての活動がメインとなり、店舗や蕎麦畑の整備、集落の維持、山の食材への採集、調理保存法の探究、茶飲みがてらの昔話、などなどここでの暮らし全てが唯一無二の蕎麦屋を作ってゆくと思いますので、皆さまいろいろと教えてください。遠慮なく声をかけていただきたいです。
また、秋山郷地域づくり協議会の事務局の活動を手伝わせていただきます。
栄村の魅力を多くの方に伝え、この地域のファンになってもらえる活動を皆さまとしていきたいと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。